がまぐち工房舞々奮闘記

舞々の商品企画、生地やパーツ探し、たまには気分転換に京都をぶらり!

絞り袋

2009年06月29日 | 店長日記
当たり前のようにやっていたことなのですが、
口金への糊の点け方が見たいというご質問があり、
ブログに書くことにしました。

簡単です。写真のような絞り袋を使っています。
あの抜染などをする時に使う絞り袋です。
長さは30cm弱です。

セロハン紙で袋を作り、
接着剤を入れているだけです。
一時、セロハンが売っていないと騒いでいたあのセロハンです。
ボンドでも良いのですが、
商品として販売していますので接着強度などのこともあり、
口金を付ける接着剤は有機溶剤を使っています。
そのため絞り袋にはセロハン紙を使っています。
よく似たOPPフィルムを使うと、
これは化学合成フィルムなのでフニャフニャになってしまいます。


絞り袋の先を直径1㎜~2㎜程度の穴になるようカットして、
穴の大きさと力の入れ具合で適量を絞り出し、
写真のように口金の間を滑らしていくだけです。

さて、ここで、絞り袋を使ってみたいという方に・・・

木工用ボンドなど水溶性の接着剤を絞り袋で使いたい時には、
セロハンは水溶性なので破れやすくなります。
水溶性の接着剤ならOPPフィルムで良いと思います。
OPP袋ならどこにでもあります。
そうあのセロハンのような包装に使う透明のやつです。
当店もがま口の包装に使っています。

そして有機溶剤を使いたいという時はやはりセロハンです。
大きな絞り袋は必要がないので、
菓包用防湿セロハンなどお菓子の包み紙としてセロハン紙が売っていますのでそれを使いましょう。
セロハンと書いてあってもご購入時は材質を必ず確認してください。
以前にも書きましたが、
セロハンと書いてあるのにOPPフィルムがあります。
OPPやPPはポリプロピレンです。
本物のセロハンを探してください。
ちなみにPTと書いてあるのはセロハンです。

作り方ですが、
丸めて円錐形を作りましょう。

先は尖らして、接着剤を流し込んでも漏れないぐらいまで絞り込みます。
この円錐形ですが、
コピー紙などの紙でやると簡単なのですが、
セロハンやOPPフィルムなど超薄素材でやるとそれなりに難しく、
なかなか、先を尖らし接着剤を流し込んでも漏れないぐらいまで絞り込めません。
十分に紙で練習してからやってください。
接着剤を流し込んでいる時に先から漏れて出てくるとそれはもう大変です・・・

接着剤を流し込んだ後は輪ゴムで縛るだけです。
始めは大きな絞り袋を作るより手のサイズな合った小ぶりの絞り袋の方が使い易いです。

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