がまぐち工房舞々奮闘記

舞々の商品企画、生地やパーツ探し、たまには気分転換に京都をぶらり!

携帯オーディオ(iPOD)用がま口完成間近

2006年01月18日 | がまぐち入荷情報
携帯オーディオが入れて使えるようにしようと考えました。

大変時間がかかりましたが、ようやく最終段階に近くなりましたので少し紹介(宣伝?)します。

新しいタイプのがま口作りはとにかく材料集めです。
当店のような少量、多品種の店では、
アイデアがあっても素材が集められなければ作れません。
市販の素材をどれだけ上手く集められるかです。
素材から作ったりしたら販売できる価格には収まりません。

携帯オーディオ(iPOD)用がま口の基本はiPODの60Gが入ること、
がま口は閉じたまま聴けること、
操作用の窓は無理があるので断念。
要するにiPODをがま口に入れたままで音楽が聴けるがま口、
たったこれだけなので簡単と思っていましたがコネクターが大きく大変でした。

簡単にアイレットで穴を開けてしまえばと考えましたが、
これまた15φの口金と同色のアイレットが見つからないままアルミで試してみますが、
15φでもコネクターが通らず、探す必要が無くなりました。
次は20φ程度のアイレットを探しましたがアルミでも見つからず。
それではグロメットを使おうと考えましたが、
穴開け後の縁のロックができません。
外の袋と内の袋を縫製してからのロックとなりますが、
iPODのコネクターは下にあるので袋の下に開けた穴の縁のロックはできません。
そしてやはり口金と同色はありません。
口金の近くにグロメットも可笑しいので、
グロメットも止め(口金と同色を探すことが出来なかったと言うほうが正しいかもしれません)

いろいろ考えました。
結果はボタンホールで試してみることにしました。
これも、袋の下にはロックミシンは使えませんのでコネクターは下ですが上に開けることにしました。
30㎜のボタンホールでコネクターはOK。
コネクターが下にあってコードがその下を曲がってきて、下側に穴を開ける予定でしたのでiPOD 60GBのサイズピッタリに袋を作りすぎて口金が閉まりません。

現在、袋の型紙をやり直し中です。