笑顔でいたいから~母のつぶやき~

いつも笑顔でいたいから~元気でわんぱくで、でも少々問題ありの子供たち。自分自身も子供たちもみんな笑顔でいたいから~

本当のともだち・・Ⅰ

2005年03月17日 | ふと思ったこと・・・
もんすけにちゃんとした診断名がおりてから、私の心は忙しかった。

誰かに話を聞いてほしいけど、話したことで、
今までのようにはつきあえなくなるのでは?という恐怖もあった。

もんすけは、一見して障害児だなんて、まったく分からない。
ただの、「しつけのなっていない、変な子」だ。
まったく、愛嬌のあるもんすけが自閉症だなんて、
だれが思うだろう。。。。。

もんすけがセンターの訓練に通うだけで、偏見の視線があった。
まったく、驚きだった。

「どこも悪くないのに、なんであんな所に行かせるの?」
当時、仲のよかった人に言われた。
「あんな所に通ってたら、もんすけくん、障害児にされてしまうよ。」

彼女はもんすけを心配して、母親なのに、なんてことをさせるんだ、
と心配して助言してくれた。

でも、私は、なんて障害に偏見のある人だ、と思った。
私は、ただ、少しでももんすけにプラスになればいい、と思っただけなのに。

障害があろうとなかろうと、もんすけは何も変わらない。
それならば、少しでももんすけにとってプラスになるなら
障害児だと診断名がつくのも、もんすけのためだと思っている。

普通の子として対応されるのは、もんすけにはとてもつらい。
いっそ、自閉症児として、そういう対応されたほうが
よっぽど彼のためになる。

もんすけが自閉症だと知ったら、
センターの先生と親によって、もんすけは障害児にされてしまったと
彼女は嘆くだろう。

そんなこともあって、近所の人たちにもんすけが自閉症であることを
話すのは、かなりためらった。

でも、きっとこの人は、話しても大丈夫!と
思える友達から少しづつ話してみた。

だんだん、人の視線を気にするのがばからしくなってきた。

もんすけを受け入れてくれない人と、私はどんなに頑張っても
つきあっていくことなどできない。
だったら、話してしまったほうが、本当の友達が見つかるかもしれない。
どこかに、きっと分かってくれる人はいると思う。

もんすけのおかげで、私の人間関係はとても変わってしまった。
もんすけには、とても感謝している。
だって、今の私のまわりには、私たちを丸ごと受け入れてくれる
頼もしい友達ばかり。
前に仲良しだった人は、今は一人もいない。
話したことで、それまでそんなに仲良しではなかったのに
仲良くなれた人もたくさんいる。
話してくれて、嬉しかった、と言ってくれた。
本当のお友達が、たくさんできた!(^^)v

友達って多ければいいってものじゃないよね。

まだ、幼稚園のママには話してないけど、今度話す機会があったら
お話しようと思ってます。卒園式までには、クラスみんなに。
みんなに、発達障害児のこと、知って欲しいから。
理解して欲しいから。