○5日目、東京最終日。
当初予定していた岡本喜八をキャンセルし、新作映画を観ることに。 . . . 本文を読む
もうケン・ローチがどうだこうだ言っても始まらない。
『麦の穂をゆらす風』のようなまったくもって伝統的なヒューマンドラマの秀作がカンヌで最高賞を受賞してしまうという事態に、おれはまず物足りなさを感じる。
もっと革新的で若々しい映画はなかったのか、と思ってしまう。
2006年という時代は、このような伝統的な映画が最高賞を戴冠するような時代ではなく、もっと混沌とした時代だったはずだ、という想いがどうしても残る。
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体感的に、この映画は市原隼人と上野樹里の映画であるべきだと感じられるので、6章は無駄、っていうかあってもいいけどなげーよ、と思う。
あと、7章として樹里っぺが監督&主演した自主映画が上映されるんだけど、これももうちっとどうにかならんのか、なげー、とも思う。
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とりあえず、ネタバレがイヤな人のために言っておく。
『DEATH NOTE the Last name』は本年度最高の商品である。
あなたの期待が裏切られることは恐らくないだろう。
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『父親たちの星条旗』が散漫に思えるのは、恐らく、目指している方向性がシーンによってバラバラだからではないか。
もちろんこの映画は優れた視座から描かれてはいるし、そこから読み取れる倫理・道徳観などといったものに対しては圧倒的な尊厳を感じ、ひれ伏すしかない。
だが、その戦場へのまなざしが、映画全体としてうまく回っていない。 . . . 本文を読む
まずもって、本年度最速の映画である。
いや、トニー・スコットやポール・グリーングラスのように畳み掛けるようなカッティングという意味ではない。
そうではなくて、純粋に物語の進行が速いのだ。
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