印度嫁入り日記

徒然なるままに日々をレポートします

マダムのお悩み

2023-12-21 | デリーでの日々2023
インドでは住み込みメイドさんを雇ってる家も多い。

インドの家には
サーバントクォーターと言って
別玄関や離れになっている
住み込みさん用の部屋がついてる物件も多い。

住み込みさんは地方からの出稼ぎが多く
家賃、食費、医療費負担してもらう代わりに
低賃金で働き
子供達は都会の良い教育を
無料で受けることができるというメリットがある。
デリーで家賃の心配なく
働いてお給料をもらうことができる。


団地内の住み込みさん用部屋を
渡り歩いている住み込み一家もいて
転勤族の私たちより
団地歴が長い人もいます。

うちのお料理さんもそうだったんだけど
雇い主の転勤のタイミングで
次の住み込み先が決まらず
団地の外に引っ越してしまいました。

さて、ママ友が最近、
再就職することになり
住み込みさんを探すことしたらしい。

最近は住み込みさん斡旋会社なるものがあり
地方から出稼ぎに来たい人をマッチングして
紹介してくれるとのこと。

デリーのメイドさんは
良くも悪くも経験豊富で海千山千
地方から出てきて
右も左も分からん人の方が
ピュアで使いやすいのだとか。

同じ州の出身者だと
同じ郷土料理が作れるとか
言葉が通じるなど利点がある
出身者州が遠すぎると帰省期間が長いなど、
いろいろあるので
どこの州の人がいいか希望することができるらしい。

そして斡旋会社が
犯罪歴がないかどうかなども確認してくれるので安心という謳い文句。

それでそのママ友のところに
住み込みメイドさんが
斡旋会社の紹介でやってきた。

遠方から来て初日は疲れてるだろうからと
休ませた。
翌日は遅くまで外出する予定があったので
メイドさんはお留守番。
盲腸?が痛いので休ませて欲しいと言うので
その日も休ませた。

そしてその次の日の朝早くに

団地の入り口のセキュリティーから連絡があり


メイドさんが脱走しようとしてることが発覚。

その人が団地の外に出て行く時は
必ず連絡して欲しいと
入り口のゲートのセキュリティーの人に
あらかじめ依頼してたそうだ。

みんなが寝てる隙に
脱走しようとしてたらしい。

斡旋会社を通せば安心だと言うこともなく
逃亡する人はする。
辞めたいなら
斡旋会社に連絡して話しつけてから
辞めるのが筋だと思うけど
メイドさんは「飛ぶ」ことの方が多い。

メイドさんの方も
「思ってたんと違う」
と来てから後悔したのかもしれない。

斡旋会社は
メイドさんの経歴を詐称したり
犯罪歴の確認もいい加減だったりするらしいので
メイドさんにも
調子のいい条件を言って
無理やりマッチングさせてしまったのかなと推測。

金品を取って逃げられるという可能性もあるし
仕事で留守中に
赤の他人を家に住まわせて
家事をさせると言うこと自体
怖いなぉと思うけどなぁ。

良い悪いは別としても
家事や育児を
他人や身内に任せて働く女性は
多いと思う。

ある一定の所得層以上は
女性が全ての家事と育児をしなければならないという日本のような固定概念はなく

女性の社会進出はしやすい環境だと思う。

それにしても
いいメイドさんと出会えれば天国
出会えなければ地獄という

贅沢な悩みかもしれないけど
インドマダムにとっては
結構深刻な話題です。

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