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【特殊祭祀】山梨県の特定地域にのみ見られる特異な信仰“お腰掛”(part4)

2021-04-06 | 神社・仏閣
以前御紹介したお腰掛ですが、新たな場所にある事が分かり早速訪れて参りました。
まず、ご紹介するのは甲斐市菖蒲澤にある山神宮のお腰掛です。
【菖蒲沢山神宮のお腰掛】※撮影した写真を含む再掲載になります。
道路側に面した参道の階段を登ります。
突き当りに、天然木を利用したお腰掛があります。
背面から見たお腰掛
お腰掛背面にあった磐座
独特の雰囲気を醸し出しています。
山神宮のお隣にも並行して参道が伸びています。
突き当りに、こちらは八幡宮のお社が鎮座します。
祠の中に何かあります。なんでしょう?
祠には、石棒が祀られていました。
【マップ】
【宮久保御崎神社のお腰掛】
続いて紹介するのは、韮崎市穂坂町宮久保に鎮座する御崎神社のお腰掛です。
覆屋内に鎮座する御崎神社 祭祀:保食神 
由緒:宮久保新田の鎮守である。創立年月不詳であるが、この地の新田開発は寛文年間ごろといはれ、宝永三年(一七〇六)の記録をみるとすでに末社御崎大明神社地二十間と十二間とあるので、新田開発と時を同じくして稲荷の神を祀り、ここを御崎平と呼んだものと思はれる。(山梨神社庁HPより)
ここも破風の屋根の上に鬼面がありました。
白い般若面に見えます。
お腰掛は、境内から少し下がった場所にありました。
自然木を使ったお越掛け
釘など使用せず組木にして建てられている様です。
お腰掛中央に磐座と奉納剣
【マップ】
※周辺は、狭い道路が複雑に入り組んでいます。車は境内に入った場所に停車出来ます。
 実に興味深い祭祀施設です。お腰掛について、いろいろと調べてみたのですが結局「古い祭祀跡の名残かそれにまつわる信仰」程度にしか情報が得られませんでした。
ただ、全く別の場所で同様な興味深い祭祀施設がありました。
その祭祀施設のある場所は…。
【霧島神宮古宮跡@鹿児島県霧島市】

背後は、霊峰高千穂峰 その麓に、霧島神宮の旧地と言われている霧島神宮古宮跡が鎮座しています。
ここでは、瓊瓊杵尊を主祭神としてお祀りしています。
その中央に、お腰掛と同様な4本の柱と貫を組み合わせた建造物が建っています。ここは、天孫降臨神籬(ひもろぎ)斎場として現在でも厳格な祭祀が執り行われています。
ここで、神籬に着目してみました。
【神籬】神さまを迎え入れるための仮設の依り代のこと。
通例、青竹などで四方を囲み、注連縄(しめなわ)を張り巡らし、中央に榊(さかき)を立てて幣(へい)を取り付けたもので、今では、八脚台を用いて、同様に榊の枝を立てて祀ることが多い。これも、社殿が用いられる以前は、神さまは至るところにいると考えられたためで、神籬を設置することで、どこでも神さまは、現れると考えられていた。今では、地鎮祭が、この形式に最も近いとされるが、正月に飾る門松もこの神籬の一種とも言われる。
(図番と文章は、こちらより転載)
四方で囲まれたこの祭祀施設がまさに神籬の様です。
同様なスタイルを持つお腰掛は、「神を迎え入れる依り代の施設」という事になるでしょうか。



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