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双龍鳥居 三基@品川神社 他

2012-08-28 | 鳥居見聞録
さて、次のお題は「双龍鳥居」
これまた数多くある鳥居の中でも変わり種主の一基
全国でも知る限り三基だけ確認されているのみ。(情報求む)

根岸は、鳥居の研究の中でこの双龍鳥居のことを「近代流の悪趣味」と言い放っている。
痛快だが続けて
「少なくとも鳥居は神社を表象し、併せて巌の磐境を表示する神門だといふ、厳粛な民族精神を濁らせるやうな、かうした趣味の行き過ぎはどうかと思はざるを得ない」
と、一刀両断している。
まぁ、確かに言う事は判るのだがこれだけ鳥居の種類が亜種を含め存在すること自体が、既に彼の主張する「鳥居本来の性格」の理に合わない気がするのだが。

さて、まず代表的な「双龍鳥居」と云えば、東京都北品川に鎮座する品川神社だろうか。
左右の柱にそれぞれ昇龍と降龍の彫刻が施されているのが特徴的だ。



品川神社 双龍鳥居(大正14年建造)
紹介した三基中 一番GJ 細部の造形がみごと!(訪問が2003年なので、写真の解像度がイマイチ再訪予定)

【住所】 品川区北品川3-7-15
【地図】

次は、杉並区阿佐ヶ谷に鎮座する馬橋稲荷神社の「双龍鳥居」







馬橋稲荷神社 双龍鳥居(昭和7年建造)
双龍鳥居自体は、酷評している根岸だが柱脚下部にある「台石」にはその図柄と刀法に触れ大絶賛している。

【住所】杉並区阿佐谷南2-4-4
【地図】


最後は、同じ杉並高円寺にある「双龍鳥居」




高円寺境内稲荷社 双龍鳥居(昭和8年建造)
境内にひっそりとたたずんでいる。上の二つに比較すると小振り。
馬橋稲荷神社の物と同じ石工が製作している。(石工 田中酉蔵)

【住所】杉並区高円寺南4-18-11
【地図】

こちらのサイトでそれぞれの鳥居を比較していたので紹介

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