以前訪れた宮崎探訪シリーズ。今回紹介するのは宮崎県日南海岸に位置し「日向神話」のふるさとでもある「青島神社」です。
神社境内には、亜熱帯樹林が生い茂り南国ムードが漂う一風変わった神社でもあります。
青島周辺の海岸には、鬼の洗濯板(波食棚 )と呼ばれるその名の通り、鬼が洗濯板で洗濯物を洗っているような景観が広がります。
鬼の洗濯板が形成されるメカニズムは、海岸にある岩場において、岩の堆積物が海水によって侵食されることで、平らな石の群れが形成されます。この石の群れは、海の波によって何度も打たれることで、表面が平滑化され、さらに磨かれて洗濯板のような平らな形状になります。また、波の勢いによって水しぶきや泡が上がるため、音が生じることになります。このようにして、鬼の洗濯板が形成されます。 (writing by chatGPT)
大隅塗の両部鳥居
神社に、亜熱帯植物が生い茂る違和感はここだけかも知れません。島全体に群生している植物はヤシ科に属する「ビロウ」と言う植物だそうです。
青島亜熱帯性植物群落 解説板(写真クリックで拡大)
青島神社(公式ページ)
祭祀:
天津日高彦火火出見命(あまつひだかひこほほでみのみこと)
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)ヒコホホデミの妃神
塩筒大神(しおづつのおおかみ)
由緒:
元来は海洋に対する信仰によって創祀されたと考えられ古くから青島自体が霊域として崇められておりそこから後述するように江戸時代まで全島が禁足地とされていた。社伝によれば、山幸海幸神話で、彦火火出見命が海神宮(わたつみのみや)から帰還した際に青島に上陸して宮を営んだため、その宮跡に命と上記2柱の神を祀ったのに始まると伝えるが、寛文2年(1662年)の大地震で旧記古文書類を失った為に創祀の古伝を詳らかにしえないという。(WIKIより引用)
元宮 周辺からは、弥生式土器、獣骨等が出土していて、古い時代から小祠があって、ここで祭祀が執り行われていたものと推定されています。
また、青島神社には「日向神話館」という施設が併設されています。
宮崎県は、神話のふるさとの地ですがそんな神話の名シーンを蝋人形で再現した施設です。
第一景 ニニギノミコト、アマテラスオオミカミに命じられ、天降る
第二景 コノハナサクヤヒメ、火中の産屋で出産する
第三景 ウミサチヒコとヤマサチヒコ
第四景 ヤマサチヒコ、シオツチノオジに送られ海神の宮を目指す
第五景 木の上で待つヤマサチヒコ、トヨタマヒメと会う
第六景 海の神様、ヤマサチヒコを厚くもてなす
第七景 ヤマサチヒコとトヨタマヒメ
第八景 海の神様、鯛の魚から釣針を取り出す
第九景 ヤマサチヒコ、海神の宮を後にする
第十景 ヤマサチヒコ、ウミサチヒコを魔法のタマを使い、苦しめる
第十一景 トヨタマヒメ、産屋でウガヤフキアエズノミコトを出産する
第十二景 大和を平定し初代天皇(神武天皇)に即位する
特別展示 日向之国七福神
神様たちの蝋人形は、なかなかインパクトがあって楽しめました。
青島神社は関東圏からですと、なかなか遠い地ではありますが以前紹介した鵜戸神宮とセットで、一度は訪れて頂きたい一社です。
とにかく神社から眺める海の景観が素晴らしく印象に残ることでしょう。
ちなみに…。
神様の系譜が描かれた掲示板でしたが…。イワナガヒメが他の姫神と比べぞんざいに扱われているのに思わず笑ってしまいました(^^;
(撮影:2004.2)
※ 訪問日が2004年で、かなり時間が経過しています。現状と異なっている可能性もございます。ご了承ください。
※タイトルのキャッチコピーと鬼の洗濯板の解説は、chatGPTに任せて見ました。もう人は考えなくてもいい時代になってしまいました。
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