タイトルだけを見ると、ちょっと「まつけんさんば2」のようです。
以前もお話しました「ちびくろ・さんぼ」の続き、「ちびくろ・さんぼ2」が出ました。
前回同様、瑞雲舎さんからです。大きさも前作&岩波版と同じです。
その昔は同じ本に入っていましたよね。
双子の弟の話です。
弟の名前は「ちびくろ・うーふ」と「ちびくろ・むーふ」。
さすがに双子、2人はそっくりです。
さすがに兄弟、3人でそっくりです。
子どもの頃大好きでよく読んでいたので、ページをめくるたびに懐かしさがよみがえります。
さんぼが2人にプレゼントしたミルク用のコップを見て、「はいはいはいはい!!!」と声が出てしまいました。本当に可愛いです。
が、何より驚いたのはお話の出だしです。
子供の頃には気付かなかったのですが・・・・。
ある日さんぼが遊んでいると、お母さんのまんぼが「おーい、ちょっときてごらん~」とさんぼを呼びます。
「なになに~?」とさんぼが家に入ると、あらまぁ何と、カワイイ双子の弟が生まれているのです。
まんぼさん、産後すぐなのにピンピン動き回っているし、可愛さ余ってまんぼがその場で命名。父の姿は無し。
おぉぉ。まんぼさん頑張ったね。
それにしても「ちびくろさんぼ2」で特出しているのが、さんぼの弟に対する思いやり、優しさ、温かさ・・・です。
本当に本当に弟が可愛くって仕方がないのです。
可愛がって可愛がって世話をしているのが何とも微笑ましいです。
微笑ましいといえば。
25ページのじゃんぼ(おとうさん)が「グリコ」のポーズでかわいいです。
「わーい、よかったー」のポーズですが、子どもの無事を知った時の無条件の親の様子がよく出ています。
思わず一緒に「よかったー」と叫びそうになりました。
とりあえず、見たかった「ちびくろさんぼ」の続きが早めに読めて嬉しかったです。
「わーい、よかったー!」