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こどもとだらだら「代官山&恵比寿」。と、チロリアンテープ。

日々子供とぶらぶらしている「代官山&恵比寿」のアレコレ&チロリアンテープ&手作り&わんこなどのご紹介です。

ちびくろ・さんぼ2

2005-09-13 22:09:14 | 絵本



タイトルだけを見ると、ちょっと「まつけんさんば2」のようです。

以前もお話しましたちびくろ・さんぼ」の続き、「ちびくろ・さんぼ2」が出ました。
前回同様、瑞雲舎さんからです。大きさも前作&岩波版と同じです。
その昔は同じ本に入っていましたよね。
双子の弟の話です。

弟の名前は「ちびくろ・うーふ」と「ちびくろ・むーふ」。
さすがに双子、2人はそっくりです。
さすがに兄弟、3人でそっくりです。

子どもの頃大好きでよく読んでいたので、ページをめくるたびに懐かしさがよみがえります。
さんぼが2人にプレゼントしたミルク用のコップを見て、「はいはいはいはい!!!」と声が出てしまいました。本当に可愛いです。

が、何より驚いたのはお話の出だしです。

子供の頃には気付かなかったのですが・・・・。

ある日さんぼが遊んでいると、お母さんのまんぼが「おーい、ちょっときてごらん~」とさんぼを呼びます。

「なになに~?」とさんぼが家に入ると、あらまぁ何と、カワイイ双子の弟が生まれているのです。

まんぼさん、産後すぐなのにピンピン動き回っているし、可愛さ余ってまんぼがその場で命名。父の姿は無し。

おぉぉ。まんぼさん頑張ったね。

それにしても「ちびくろさんぼ2」で特出しているのが、さんぼの弟に対する思いやり、優しさ、温かさ・・・です。

本当に本当に弟が可愛くって仕方がないのです。

可愛がって可愛がって世話をしているのが何とも微笑ましいです。

微笑ましいといえば。

25ページのじゃんぼ(おとうさん)が「グリコ」のポーズでかわいいです。

「わーい、よかったー」のポーズですが、子どもの無事を知った時の無条件の親の様子がよく出ています。

思わず一緒に「よかったー」と叫びそうになりました。

とりあえず、見たかった「ちびくろさんぼ」の続きが早めに読めて嬉しかったです。

「わーい、よかったー!」

台湾の絵本作家ジミー(幾米)さん。

2005-08-14 10:38:13 | 絵本
両親の話はちょこちょこしておりますが、目下2人の楽しみは海外旅行。

ここ10年、年に3~5回の海外旅行を楽しんでいます。

行く先はちょっと変わったところばかり。一度出かけると2~3週間戻りません。時折1ヵ月半ほどステイして地元の学校に通ったりもします。

父は写真が趣味なので、膨大な数のフィルムとメモリを消費して戻り、母はお料理、民芸品を楽しんだり、最近始めた水彩画用に簡単なスケッチをしてきます。

いろんな方のブログを拝見していると、ご両親の趣味が海外旅行、という方が結構多いようで、いつもわかる、わかる、とうなずいてしまいます。

さて、タイトルのジミー(幾米)さん。

これらの本は先日両親が中国・桂林に出かけた時にお土産に買ってきてくれたもの。
旅行に行くと必ず本屋に立ち寄る両親が「可愛いモノを見つけた!」、「絵のタッチがアナタのに似てる(なんて親ばかな!)」、「登場する男の子が○○ちゃん(私の息子)に似てる(なんて爺婆ばかな!)」と、買ってきてくれました。

なんでも1冊見つけたら全部ほしくなって、町に1件しかない本屋さんであるだけ出してもらい買ってきたそう。
これは中国語です。中国語といっても色々あるのでしょう?なのでこれがジミーさんの原語なのかどうかも私にはわかりません。

世界で人気が高まっているジミーさん。
日本語翻訳版は、宝迫典子さんが多くをてがけていらっしゃいます。

数年前からマスコミなどでも紹介されていて、最近ではフィギュアまで発売されています。(フィギュア、ちょっと高いんですよね。安い食玩に並ぶと、ちょっと手が出ません。といっても1つ5~700円位だったかな?恵比寿のMr.CRAFTなどでも売っていたような。)

息子がもう少し大きくなったらジミーさんの絵本を、と思っていたのでまだ手にしていなかったところ、何も知らない両親が買ってきてくれたわけです。

すばらしい。

いつかはこのジミーさんの本をご紹介したいと思っていたのですが、もうちょっと色々お勉強してから・・・なんて考えていました。
そんな折、先日の「脇屋シェフのトゥーランドット。」の記事に、その翻訳家の宝迫さんがTBをしてくださったのです!!感激です!!!
コレは良いタイミングだわぁー♪とあわてて本を並べて撮影したわけです。
(でもまだ翻訳本は持っていません・・・。これから集めます!!)

本当にキレイで温かい絵本です。
やはり有名な「地下鉄」、「君といたとき、いないとき」が大好きです。と、言ってもまだ日本語版を読んでいないので、「絵と流れ」だけの「大好き」ですが。(早く日本語版を読みたいよぉ。)

前出の2冊以外からのイラストですが、このカットが大好きです。



以前は絶対的に女の子の登場する絵本や女の子のキャラクターが大好きだったのですが、息子が生まれ、成長するにつれ男の子の登場人物が断然気になるようになりました。

じじばば&私が「息子(孫)っぽいと」感じたこのカット。
なんて身内バカな。後ろにねずみやクマがいるあたりも息子っぽい。なんて。

あ、てんとう虫もいました。



好きな画像をだしすぎると著作権のところに怒られそうなので、あくまでも良い本のご紹介の一環、ということで。ごめんなさい。不都合がありましたらすぐ削除いたします。

などなど。

これから宝迫さんが翻訳したジミーさんの日本語版を探しに行こうかな。それともアマゾンでクリックかな。これからの家族の行動にあわせて考えようと思います。

また楽しみができました。

絵本、だいすき!


カレル・チャペック

2005-08-02 00:41:55 | 絵本
お紅茶の「カレルチャペック」さんのお話ではありません。

チェコの作家、カレル・チャペックのことでございます。

この本は10数年前に両親がチェコに旅行した際にお土産として買ってきてくれたもの。

作家としては名前のあったカレル・チャペックも、当時日本の若い世代にはさほど知られた存在ではありませんでした。

私もカワイイ『ダーシェンカ』に出会ったのは、この本が初めて。それ以来、熱しすぎることなく、ずーっと私のアイドル犬ナンバーわんです。わん。

私はこの本を手にして以来、コツコツと布教活動(友達に見せるだけ)をしていましたが、気が付いた時には国内でも素敵に出版され、すっかり『ダーシェンカ』は人気者になっていました。

今でもダーシェンカを見ると「私はおまえのことをみんなより前から知っていたよ」と、どうでもいい自慢を心の中で繰り返します。

このカレル・チャペック氏。

ジャーナリストとしても活躍していたというだけあって、文体は社会派が香る小説を多数発表しています。『ロボット』というSF小説で「ロボット」という言葉を作ったことであまりにも有名ですが、他にも『長い長いお医者さんの話』などの児童文学や、この『ダーシェンカ』のようなエッセイを手がけるなど、その文才は多岐に渡っています。(『長い長い・・・』は岩波文庫より発売されています。)

『ダーシェンカ』のような日々の生活を綴ったエッセイは、今どき「ブログ」の感覚そのもの。1933年が初版・・・。70年も前によくもこんな素敵なものを作り、残してくれたものだと嬉しく思ってしまいます。

そしてこの「ダーシェンカ」のイラストなどを描いていたのはカレルの実のお兄さん、ヨゼフ・チャペック氏。あたたかみのあるイラストには、一度見たら忘れられない存在感があり、数々手がけた作品の中でも、動物をモチーフにしたイラストやデザインには、深い深い愛情が感じられます。

そんなこんなで、わたしはカレル・チャペックの大ファンだったので、実は紅茶の「カレルチャペック」さんが登場した時は「なんだよぉぉぉ!!!!」と思ったものでした。
「日本で紅茶でカレルチャペックって!!!」って(笑)。

わかりやすく言えば・・・・
「イギリスでメキシコ料理屋さんが美空ひばり」みたいな。
ね、はじめはイヤでしょう???

今ではすっかり紅茶のカレルチャペックさんのほうが日本では有名ですね。まぁいいか、かわいいし。すっかり私も慣れました。ふほほ。

カレル・チャペックのプロフィールをリンクした「ユトレヒト」さんは、代官山にある古書を中心としたとっても素敵なアートのセレクトショップ(と勝手な呼び方)。
サイトを拝見しているだけでも本当に勉強になります。
とってもとっても素敵なショップです。

代官山踏切のすぐそば。ママタルトやキルフェボンの近くですので、美味しいデザートを召し上がった後にでも、ぜひ覗いてみてください。

世界がぐ~んと広がりますよ♪

ステーエフさんの絵本「こねずみとえんぴつ」。

2005-07-11 23:51:23 | 絵本
大好きな絵本のご紹介~。

ロシアの有名な絵本作家、ステーエフ(スチューエフ)さんの作品
こねずみとえんぴつ~12のたのしいおはなしとえのほん」(福音館)です。

翻訳の松谷さやかさんは、ロシア文学(絵本)をたくさん手がけている第一人者。優しい表現で、日本語が原語なのかと思うほど、素敵に翻訳をされる方です。本書のカバーにもお話やステーエフさんに対する想いが伝わってくる素敵な一文が記されています。

日本での初版は1982年。原作は1966年が初版です。

登場人物&動物たちが生き生きと繰り広げるお話はもちろんのこと、懐かしさ溢れる色使いが美しいイラストたちも、大・大・大好きです。

見て下さい!このてんとう虫ちゃんの様子!!

生きててよかった」って感じでしょう。

大きな本屋さんやAmazonなどでも取扱があるので、ぜひご覧になってください。
1575円は決して高くないと思われるはずです。

イラストを眺めているだけでも、相当ハッピー♪

ねこちゃん満載なので、猫好きの方にもオススメです。
同様に、はりねずみ好きの方にも超オススメでございますっ。

Richard Scarry~リチャード・スキャリー

2005-06-25 23:43:53 | 絵本
えー、言わずと知れた「Richard Scarry ~ リチャード・スキャリー(スキャーリー、スカリー)」さんの「BEST WORD BOOK EVER」です。

子供の頃から大好きなScarryさんの、大定番「絵辞典」にも、しっかりいっぱい「てんとう虫」が登場しております。

数を表すために並べられた20匹のてんとう虫が、なんとも整然としていてステキです。
上にいる「爪先立ち」もかわいいし、下の「標本的」も超キュート。

さすがScarryさん。

世界中の子供たちに愛され、また昔子供だった人たちにも愛され続け、絵本やらビデオやら、色々と出版されています。

おなじみのイラストもかわいいですし、初期のタッチも素晴らしい!!
名前にピンと来ない方でも、イラストを見れば「はいはい!」と思われることでしょう。

絵本だけでなく、「Best Rainy Day Book Ever」や「Getting Ready for School Workbook」などのクラフトブックやワークブックもとってもかわいいです。
ただ見る、読むだけじゃ物足りない~という方には絶対オススメですよ。

我が家の子供部屋の天井には、今は絶版となってしまったクラフトブックから(もったいないからカラーコピーして)作った飾りがぶら下がっています。

↓こんな感じで。↓



他にも身長計やカードなんかも作っています。

だってScarryさん、グッズってほとんどないんですものぉ。
自分で作るしかないじゃないですかー。

30年ほど前には、ほんのちょっとだけサンリオ(というより、Hallmarkだったのかなぁ)から出ていたんですよ。
私もバインダーみたいなもの、持っていました。今でも探せばどこかにあるはず・・・。
Scarryさんの世界観を崩さないような、上質の?グッズがほしいよぉ。

うさこちゃんのDick Brunaさんくらいの扱いがあっても良さそうなものを。
ごちょごちょしすぎていてキャラクター向きじゃないのか!?
いやいや、Scarryさんそのものに「陰」の要素があるのか。
道徳モノと相反するように「Silly(ばかばかしい)」ものも多いモンなぁ。
人を描いているところを見たこともないしなぁ。
(ちょっとそうなのか!?と思うサイト発見!…う~ん。)

ありょりょりょりょ・・・深い。
ヘンな溝に入ってしまった。調べずにはいられない。。。
でも今日のところはやめておこう♪

そんな?Richard Scarryさんの本やビデオはアマゾン(Amazon.co.jp)で買うのが安くてオススメです。

洋書の検索で「Richard Scarry」と入れるとうんざりするくらい出てきます(笑)。
和書で検索しても「リチャード スキャリー」で、これまたいっぱい出てきます。

Richard Scarryさんの絵本は「英語ならでは」の良さがありますので、やっぱり洋書を手にされたほうが良いかも。キャラクターが妙な名前に翻訳されていてがっかりしたことがあるので。

英文は中学英語がわかれば十分理解できる程度のものばかり。
親子で読むのにも、お子さんのお勉強にも、そしてただ見るだけでもわくわくな気持ちになれます。

Scarryさんの絵本やワークブックの在庫もなかなかなので(どこまで広げる!在庫過多シリーズ!!)、また今度ご紹介させていただきます。

ではでは、またまた~♪

LITTLE GOLDEN BOOKSのてんとう虫。

2005-06-14 05:54:57 | 絵本
1942年の初版以来、今でもアメリカの子供たちに愛されている「LITTLE GOLDEN BOOKS」。
すでにたくさんのシリーズが出版されています。

Amazonで「Little Golden Books」を検索すると、たくさんの通好みな絵本が出てきます。

GOLDEN BOOKS社からは、ハードカバー、ソフトカバーともにたくさんの絵本が出版されており、アクティビティブックなども豊富です。

中でも「Little~」シリーズは、紙質が少々チープで、インクの乗りが絶妙。発色がとても素敵なんです。
20数cm角、2~30ページと、ボリュームもちょうどよく価格も$2.99(アマゾンでは525円)と手頃。アメリカでは定番中の定番絵本です。
(以前は価格通りだったAmazonも、数年前から日本円で500円以下になるものには手数料がかかるようになり、たとえば200円以下で買えた$1.5の「Pocket-Size Sticker Collections」なども一律525円での販売となってしまいました。本当に残念!)

そんなLITTLE GOLDEN BOOKのクラシックストーリーが46も詰まったのが、この「A Family Treasury of Little Golden Books」。

本当の「Little~」に比べて紙質も良くなってしまっているし、イラストは若干省略、縮小されてしまっていますが、過去の作品を一挙に見られるのはとても便利かなと思います。かわいいイラストの宝庫です。

今回は「てんとう虫」を探しましたが、テーマを決めて他のものも探したくなるくらい、楽しい作業でした。

あ、ちなみにこの本は、たま~に恵比寿のアトレで開催されている「洋書バーゲン」で見つけました。定価3590円($19.95)が1600円。もちろん新品です。

洋書バーゲンのラインナップって結構微妙だけど、探すと素敵なものにめぐり合えたりして大好きです。

また掘り出し物を見つけに行きたいなぁと思っております。

昭和レトロな図案集のツッコミどころ。

2005-06-13 00:58:30 | 絵本
えー。

先日ご紹介した「昭和レトロな戦前の図案集」でございますが、ご時世が伺えるページがコチラ。

このカットは「軍事・時局」というカテゴリーにございました。

他にも、「人物」、「乗り物」などにも軍事モノが盛りだくさんです。

複雑な心境になります。

なんて、考えていると、別のページにはこんなヤツらが。



ちなみにカテゴリーは「植物」。
笑いながら走るきのこ。

奥深い図案集でございます。


昭和レトロなてんとう虫とクローバー。

2005-06-11 21:11:38 | 絵本
昭和レトロというより、大正の香りすらします。

昭和13年発行なので、第二次世界大戦直前ですね。
表紙も「戦闘機」ですし、図案の内容も半分くらいが「軍人さん、戦艦、戦闘シーン」などです。

そんな中にもいましたいました。てんとう虫。
でも、自信がない・・・。本当にてんとう虫?
どこにも「てんとう虫」の言葉が出てこないのです。
どうしてでしょう。

それでも、「生きもの」以外のページにもしっかり登場しています。
このところの図案集などを見ても「丸から描く図案」には、てんとう虫が良く出てきます。
最近野ばら社から出た「かわいい挿絵アンソロジー」にもてんとう虫のイラストが「丸で描く」のコーナーに登場していました。

そう、この戦前の図画集も「野ばら社」のもの。
改めて見てみたら、野ばら社のマークもクローバーなんですね。
サイトトップに登場する女の子もクローバーずくしでかわいいです。

紙好きでレトロなモノも大好き私は、古書ももちろん大好き。
値のはるものはありませんが、ポストカードやマッチラベルなんかもたっぷり在庫しております(もうなんだか節操がなくて恥かしいっす。)
今度はポストカードとかマッチラベルからもてんとう虫やクローバーを探してみようかな。

この戦前の「図画辞典」。
今回だけでは語りつくせないシュールの宝庫。

そちらもまた、今度ゆっくり・・・


ピクシー絵本のてんとう虫。

2005-06-09 14:11:10 | 絵本
というわけで、またまたてんとう虫です♪

これはお馴染み?ピクシー絵本の姉妹版、ピコリー絵本の『おきゃくさんをおまねき』です。

てんとう虫のおじさんとおばさんが新しいお家に引越しをして、たくさんのお友達を招いてパーティーを開く、というストーリー。別に『てんとうむしさんのおひっこし』という本があり、これはその続編にあたります。

てんとうむしさん宅のインテリアやパーティーの様子などがとても可愛く、ページの隅々までキュートな一冊です。

ピクシー絵本はデンマーク生まれの小さな絵本。日本語版は小学館が発行していました。
1冊60円(時代などにより80円のものもあり)ほどと大変安く、昔は大抵の本屋さんの絵本コーナーに置いてありました。
デンマークのお国柄か、1960年代~70年代の特色か、イラストやテキストが、構成、色使いともにとても素晴らしく、ピクシーを資料にイラストをかかれているプロの方も多いのではないかと思います。

最近すっかりブームになり、オークションなどでも高値で取引されるようになってしまったようです。フェリシモで復刻されましたが、翻訳や色使いがやや昔のものと違うと、根っからのピクシーファンからの評判は今ひとつだったようで、昔のままのスタイルの復刻を願う声が高まっているみたいです。

1冊100円位で買える、質の高い気軽な絵本があれば…。
例えばコンビニなんかでざっくりと売っていたら、とっても楽しいと思います。

代官山の物持ちおばさん…。ピクシー絵本も色々持っているので、またご紹介させていただきます。



ちびくろさんぼ

2005-05-21 23:35:41 | 絵本
復刊された「ちびくろ・さんぼ」を購入いたしました。
1000円(+税)なり。
お高い本にされなくてよかった♪

子供の頃に読んでいた岩波版と、サイズ、装丁などが近くて嬉しい限り。
紙がもっとマットな感じだったような・・・、双子の弟の話があったような・・・。
いやいや、そんなことは今のところどうでもいいや。
とにかく、早く、トラがぐるぐるしているところがみたい。。。。

そして早速息子に読みきかせをしてみたところ・・・やっぱり「大好評」!

そうだよね、面白いよね。

特に4匹のトラが代わる代わるやってきて、同じ台詞で次々さんぼの洋服を取っていってしまうところと、ぐるぐる回ってばた(バター)になるところ、そして、さんぼが169枚ものホットケーキを食べたところが楽しかったよう。
寝る前の読み聞かせに、もう何度もリクエストされました。

子供の頃好きだったものが息子に受けると本当に嬉しい。

色々な経緯で廃刊、復刊となったことを、自分の言葉で簡潔に息子に伝えてみました。はじめ何が何だかわからない様子だったものの、少々思うところがあったようで、二人でアレコレ話が弾みました。

以前ご紹介した「ジャイアント・ジョン」もそうですが、このところ復刊ブームでたくさんの懐かしい絵本が再び陽の目をあびています。
本当に嬉しい限りです。

今回の「ちびくろ・さんぼ」がきっかけになって、どんどん昔の絵本が復刻、復刊してくれることを望みます。(良心価格で・・・。)

バムセというぶたちゃん。

2005-05-21 00:05:43 | 絵本
先日ぶた屋さんでいただいたぶたちゃんシール。
バムセ風でキュートです。

さて、そのバムセ風のバムセですが。

我が家のバムセはサイズで言うと「バムセLL、63cm」というヤツらしいです。→メーカーさんのサイト

普通ショップにいるのは大抵このLLが一番大きいですし、持って帰ってくるのも結構がさばったので、すごく大きなものを買った印象だったのに、「特大」なんてヤツがいたなんて知ってちょっとショックです(欲しくなっちゃうんだよ~ん)。

でも15000円だって

我が家のバムセは息子のベッドでいつも一緒にゴロゴロしています。溺愛されています。
なにせ手触りが良いんです。ぽにょっとしていて、ふわっとしていて。

ところがお友達には「サンドバッグ」に見えるようで・・・。
先日もよってたかってボコボコにされていました。ははは。

さてさて。

バムセはスウェーデンの児童文学作家、「長くつしたのピッピ」でも有名なリンドグレーンさんの「ロッタちゃん」シリーズに登場する、ロッタ最愛のぶたのぬいぐるみ。
数年前に映画化されたときに日本でも大々的に?商品化されました。

ちょっと前まで恵比寿アトレに出店していたキャンディーショップさんにもずらっと並べられていて、いつかは買おう~と思っていたのに、知らないうちにそのお店は撤退・・・。
悲しい気持ちでいたところ、渋谷の東急東横店のホワイトデーフェアで大きなリボンでキャンディーをくくりつけられているこのバムセを発見!即買いしてしまったわけです。

いつもは渋谷から東横線を利用するのですが、その日は何だか特別な気分になり、息子とバムセを抱えてトランセに乗って帰宅しました。

抱き枕としてもちょうど良いサイズ、手触り、ほのぼのとしたつぶらな瞳・・・。
たまりません。

我が家でもロッタちゃんのバムセのように、どろどろぼろぼろになるまで、末永く可愛がりたいと思っています♪♪


「おおきなジョン」は「ジャイアント・ジョン」

2004-09-07 13:07:01 | 絵本
さてさて。

自称「絵本フリーク」の私。

子供の頃から字がいっぱいの本より「絵本」を好んで読んでいました。
父がお給料日には必ず絵本を一冊買って来てくれるのが楽しみで、その日はワクワクと玄関で待っていたものです。

小学校中学年くらいになると、絵本はどうしても「幼稚」に思われてしまいがち。私も先生に「絵本は赤ちゃんのものでしょ。お話の本を読みなさい」と言われ、「何を言っとるんだ、この先生は!?」と思ったことを鮮明に覚えています。

中学生になっても高校生になっても大学生になっても社会人になっても、やっぱり絵本が大好きで、その都度気に入った絵本をコツコツと買い続けていました。

今ではその絵本たちが息子の愛読書になっています。

好きな作家さんをあげるとキリがありませんが、今日は「アーノルド・ローベル」さんの「Giant John」についてちょこっと書いてみたいと思います。

「アーノルド・ローベル」さんは、かえるくんとがまがえるくんが登場する「ふたりはともだち」シリーズで有名なアメリカの絵本作家。味わいのある絵と、読んだ後に「あぁ、よかったな」と思うお話でファンがとても多い方です。
(「あぁ、よかった。なんか幸せ」という気分に浸りたい方には、特に「ふたりは・・」シリーズと、「ぼくのおじさん」がオススメです。写真下にあるものです。)

さて、そんな中でちょっと不思議なお話が「GIANT JOHN」。
大きな大きな体のジョンが、貧しい暮らしを助けようと仕事を探しに出かけ、お城で働く。仲良しだった「もりのこびとたち」が途中ちょっぴりジョンの邪魔をしてしまう、でも最後はめでたしめでたし。とうい流れ。

初版は1964年。日本では1966年に初版が「おおきなジョン」として発行されています。
写真の左上にあるのが、それです。

特にどうというお話ではないのですが、「もりのこびとたち」の音楽で思わず踊ってしまいお城を蹴飛ばしバラバラにしてしまったジョンと「もりのこびと」たちの表情、その後、妙な形にお城を組み立てなおされたのにご機嫌な王さまたちの表情が何とも生き生きとしていて、子供心にとっても印象に残っていました。

地味な内容の絵本なので、ローベルさんの作品の割りに再刊されないなぁと思っていたところ、今年の8月、「GIANT JOHN」が新しくなって帰ってきたのです。

それが写真右上の「ジャイアント・ジョン」。
大きさは昔のまま。ただ、翻訳が出版元であったウエザヒル出版の翻訳委員会から、「おさるのジョージ」の作者として有名なH・A・レイさんの翻訳を手がけている福本友美子さんへと変わり、「もりのこびとたち」が「ようせいたち」になるなど文体も以前のものとは変わっています。でも、これはなかなか嬉しい再刊でした。

最近は再刊、復刻ブーム。様々な絵本が次々と再び陽の目をあびています。「いいぞー、どんどん行けー」と心の中で叫んでしまいます。

「おおきなジョン」を目にする機会は少ないでしょうが(図書館が狙い目かな?)、ぜひ「ジャイアント・ジョン」(文化出版局・1300円)を見かけたら妖精たちの様々な表情を隅々までチェックしてみてください。
とってもかわいいです。

さて、追記ですが、この初版の「おおきなジョン」。監修には三島由紀夫、ハル・ライシャワー、坂元彦太郎、黒崎義介、木下一雄、各氏の名前があります。
なんだか、すごいです・・・・。