昨日発売のFree&Easyに我がTRADさん登場。おめでとう!ツイーディーな着こなしがいいですね。マラソンに夢中になっていることもコメントしてあり、TRADとマラソンを思う存分にエンジョイされている様子が伝わってくる。
今日から始まった『円山応挙展』 この応挙の文字に惹かれた。真っ直ぐな筆の運びは楷書の気持ちのいいところだ。一つ一つの作品にきちんとした署名がある。それだけで応挙がどんな人であったか窺い知ることが出来る。
応挙が弟子達に語った言葉
『風画図ノ術タルヤ、物象ヲ写シ精神ヲ伝フ。真物ヲ臨写シテ新図ヲ遍術スルニアラスンハ、図画ト称スルニ足ンヤ。豪放磊落気韻生動ノ如キハ、写形純熱ノ后自然ニ意会スヘシ』
「絵画とは、物象写すことにより精神を伝えることの出来る術である。豪放磊落とか気韻生動とかいったものは写形に熟達したのち自然に表現できるものだ」
この言葉はTRADに通ずるもので思わず書き留めた。最初はそのものを忠実にまねてみる。基本を守る。「~こうでなければならない」から始まるのである。ボタンダウンを着始めた頃がそうであり、文字も楷書から始まる。応挙は中国の絵画をずいぶん写すことをしていることも知った。修練することにより自然と表現できるようになると・・・。
そしてそれぞれの作品の署名にも今で言うハンドルネームのような書き方をしているのに気がつく。江戸時代中期に洒落た絵師がいたものだ。これは学芸員さんに尋ねてわかった。