ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

練習の仕方

2010年07月28日 | 教えること
昔は、運動神経で無我夢中になって練習してたけど、
やっと最近、頭が働いてきた→遅すぎだけど。。
この年になって運動神経のみの練習じゃ体を壊すようになってきた(笑??

生徒にも口をすっぱくして言ってるけど
ある箇所を間違えるとという事は、その前に原因があるわけで、
間違えた箇所から練習しても意味がない。

意味なく練習?してる時間ほど無駄なものはない。

コンクールや試験などでは多くの課題がでるので、
何時間も練習する以前に、要領のいい練習の仕方で
毎日の練習を努める必要がある。

譜読みの前に録音を聞いて、その雰囲気をつかむのはいいけど、
それはあくまでも概要だ。

実際、自分が演奏する時の細かい感性の表現は
楽譜から読み上げる事によって生まれると思う。
譜読みをしてからボーイングやフィンガリングを決めるのも、遠回りだと思う。
解釈はそのボーイングやフィンガリングから生まれるものでもあるから、
できれば、時間はかかるかもしれなが、譜読みの段階で決めたい。

技術的に難しいところは、なぜ弾けないかを(なぜ思うように動かないかを)
突き止める必要がある。
特別な訓練が必要なときもある。
そんなときは曲とは別に訓練をする。

無駄な動きは一切せずに、練習したい。
そのために、頭はフル回転させたい。








冬はつとめて?

2010年07月26日 | ひとりごと
メルボルンは真冬です。

日本で言ったら2月くらい。

私は、メルボルンの冬の晴れの日の街路樹が本当に美しく思う。

枝だけになった木々は青空にすごく映える。

太陽からのエネルギーを受けて、たくましく美しい線を青空に描く。

春に花を咲かす、緑をつける、その美しい線。

そんな枝達が厳かな教会と澄み切った青空をバックに絵を描く。


清少納言の詩では、冬は朝がいいとの事ですが、
メルボルンの冬の昼間もなかなかいいです。






誕生日

2010年07月24日 | ひとりごと
20日に○2歳になりました

年をとるのは決して嬉しくないけど、誕生日は何か特別な気がして、
やっぱり、私は好きです。

誕生日祝いとして、機内持ち込み用のBAMのケースをオーダーしたので、すごく楽しみです。
そのケースは弓は入らないのですがヴァイオリンの型を最小限にとって、
なんとか、機内持ち込みができるサイズにできています。

私のようにエコノミー愛用者は仕方ありませんね。
ここ10年言われたことがなかったのですが、最近厳しくなってる気がするので、
必需品になるでしょう。

そして日本から送られてきた The Arts of Violin.
往年の名ヴァイオリニスト達のドキュメンタリーです。

その中からエルマンが言った一言に納得。

「私達は古い世代の人間です。私達なりの考えを持っています。
古い世代の人間が優れているとは限りませんが、
もし、若い世代の人々が優れているとしたら、それは私達のおかげでしょう。」

古い世代の人々が学んだ事や発見した事を発展させて次世代につなげていく。

誕生日はお祝いされる日ですが、古い世代への感謝の日でもある気がします。







コンクール結果

2010年07月17日 | 教えること
今日は、生徒のコンクールのため、朝から聞きに行ってきました。
私の生徒は3人出場して一人が3位に入賞しました。

でも!

先生は納得いきません。審査の結果。

3位に入賞した彼女は、2位でもよかったし、
入賞できなかったうちの一人は審査方法によっては入賞できた。
彼は、中でも一番体格が小さく、ヴァイオリンも一番小さかった。
小さいヴァイオリンは音量もでないし、音もはっきりしない。

コンクールって、審査員の価値観で随分変わる。
特にぎりぎりのところでは。

ま、私は、彼の能力を信じてるので、それを彼に伝えてまた一緒にがんばります。
来月もあるコンクール。

アプローチの仕方を考え直します。
私にとってもいい経験になりました。





彩ちゃんのオフィシャルサイト

2010年07月09日 | ひとりごと
同級生でもあり、同志でもあるピアニストの大島彩子さんのオフィシャルサイトができました。

http://www.onsai.info/

是非、ご覧ください。

次回の大島さんとの演奏会は2011年1月17日(月)すみだトリフォニーホールになりました。
夜の演奏会です。
フライヤーなどまだできていませんが、出来次第、ご案内申し上げます。

このホール250人も入るとっても素敵なホールです。
錦糸町です。
http://www.triphony.com/index.php

ご友人を誘って是非、遊びに来てくださいね。

楽しい演奏会を目指してます!

門出を祝う

2010年07月08日 | ひとりごと
ホリデー中に遊びに来た母と一緒にの演奏会に行ってきました。
このホールは、唯一メルボルンでクラシックの演奏会が多く行われるホールです。




内装は、まさに、バブル!!

赤い絨毯は結構ホールには多いけど、赤と黒系のぎらぎら内装で、
こりゃないだろうって正直、私は思う。

今回の演奏会はラストワルツと称されて、
イギリスのいけいけ系?
ヴァイオリニストのダニエルホープのブラームスヴァイオリン協奏曲。

でも、なぜ、ラストワルツ??



途中で、司会者がでてきて、実は、このホール、今日で約2年間のお休みを経て、
新しく模様替えされるよう。

なるほど、道理でお客様、年配が多いわけね。

しかも、お酒類のグラスをホールに持ち込みOK。
あまり持ち込んでる人はいなかったけど、私は、ごめんなさい、持ち込んで
このホールの最後の門出をお祝いさせていただきました

偶然にもこのホールの歴史の一部になれた事がうれしかった夜でした