ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

練習の仕方

2010年07月28日 | 教えること
昔は、運動神経で無我夢中になって練習してたけど、
やっと最近、頭が働いてきた→遅すぎだけど。。
この年になって運動神経のみの練習じゃ体を壊すようになってきた(笑??

生徒にも口をすっぱくして言ってるけど
ある箇所を間違えるとという事は、その前に原因があるわけで、
間違えた箇所から練習しても意味がない。

意味なく練習?してる時間ほど無駄なものはない。

コンクールや試験などでは多くの課題がでるので、
何時間も練習する以前に、要領のいい練習の仕方で
毎日の練習を努める必要がある。

譜読みの前に録音を聞いて、その雰囲気をつかむのはいいけど、
それはあくまでも概要だ。

実際、自分が演奏する時の細かい感性の表現は
楽譜から読み上げる事によって生まれると思う。
譜読みをしてからボーイングやフィンガリングを決めるのも、遠回りだと思う。
解釈はそのボーイングやフィンガリングから生まれるものでもあるから、
できれば、時間はかかるかもしれなが、譜読みの段階で決めたい。

技術的に難しいところは、なぜ弾けないかを(なぜ思うように動かないかを)
突き止める必要がある。
特別な訓練が必要なときもある。
そんなときは曲とは別に訓練をする。

無駄な動きは一切せずに、練習したい。
そのために、頭はフル回転させたい。