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ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

ベートーベンについて

2005年09月20日 | 演奏について
今日は、ひさびさにカルテットのリハがあった。
Port Melbourneという海の近くの、
もう一人のヴァイオリン奏者、KaiKaiの家へ。

Kaikaiは中国系オーストラリア人。
3歳から鈴木メソッドでヴァイオリンを始めた。

彼の教師はオーストラリアに初めて鈴木メソッドを
導入した先生らしい。
Kaikai曰く「僕は鈴木メソッドで始めたから、初見苦手なんだよ。」

しかし、私から言わせると、全然得意そうなんだけど。。

ベートーベンのop.18 の4番。
ベートーベンの初期の作品6曲のなかでも
旋律が豊かで、派手なので、とっつきやすい。

私見を述べると、
ベートーベンを弾く時に重要なのは、厚みと重さだと思う。
強弱や響きの厚み。ぐらつかないリズムとテンポ感。
単調な弾き方ほどつまらないベートーベンはない。
少しおおげさぐらいがいいと思う。

カルテットの場合、厚みは内声の努力につきる。
タイミングとバランスと音質。

まだまだ課題は山積だ。