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これまでなんとなく買わずにいたのですが、私もとうとう手にとってみました
芥川賞受賞作です。
「おまえさ、秘密ある?」
ある日同期入社の太っちゃんと主人公は
「先に死んだほうのパソコンのHDDを、後に残したほうが破壊する」
という協約を結び、お互い星型のドライバーと部屋の鍵を持ち合います。
「楽しくても不思議と恋愛には発展しない」私にもそんな太っちゃんのような同期が存在します。
彼とはよく飲みに行って仕事の悩み、愚痴をこぼしあいました。
戦友ってやつですね。
今はお互い遠くの事務所に配属になっているので、飲みに行く事もありませんが、
たまにメールで近況を教えあったりしています。
ただ、近況といってもすごく踏み込んだものではなく、今手がけている仕事だとか、他の同期が結婚したとかそんな他愛のない近況です。
この作品を読んだ後、思わずその同期に近況のメールを入れてしまいました。
そんな気持ちにさせられた作品でした。
彼は私の病気の事を知ったらきっと、びっくりするだろうな。
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