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セブンズ、盛り上げていきましょう!

Japan Women's Sevens 2012

2012-03-19 | 女子ラグビー


日本選手権決勝が行われた昨日、名古屋瑞穂では女子セブンズの日本一をかけた
戦い「Japan Women's Sevens」が開催されました!

ちなみに先週はウィメンズマラソンが開催され、今週はセブンズと最近すっかり
ウィメンズムードの名古屋!


この大会は昨年も開催を予定されていましたが、東日本大震災で中止になり、
参加11チームでのトーナメント形式にて2年ぶり開催になりました。

<参加チーム>
名古屋レディース、寝屋川・ORS合同、ELEWINS(世田谷レディース)、Rugirl-7、
京都ウィメンズ・SCIX・阿倍野、ウルトラ日体大(※1)、DRAGOON(世田谷レディース)、
兵庫県RSレディース、スーパー日体大(※1)、神戸親和女子大、GRACE(※2)・Phoenix
 ※ウルトラが選抜チーム、スーパーが他一般チーム
 ※GRACEは流通経済大の女子クラブ
 

決勝は地元名古屋レディースとGRACE・Phoenixとの対戦になりました。

先制はGRACE・Phoenix。元15人制日本代表のアンジェラエルティング選手が
中央付近から長い手足で名古屋のタックルを振りほどきながら中央にトライ(ゴール成功)。

名古屋もすかさず反撃。この日2試合で8トライをスコアし抜群の得点力を
見せる伊藤絵美選手がゴール前中央付近でパスを受けると、この日何度も見せた
一瞬で内に切るステップで相手をかわしてトライ(ゴール成功)で同点に追いつきます。
 
立て続けに攻める名古屋ですが、そこはエルティング選手のタックル&ジャッカルに
阻まれ、見ごたえのある攻防が続きますが、均衡を崩したのはFWでまさる名古屋。

ゴール前スクラムから門脇選手がサイドを抜け出してのトライを決めて12-7。
名古屋リードで後半へ。


後半も名古屋が優勢。
相手ノット10で得たポイントから攻め続ける名古屋は左右にボールを振って
相手をゆさぶり、最後は飯田美妃選手が右ゴールスミにトライで17-7と
名古屋リードを広げます。

ここでやや足の止まり始めた名古屋。
この機に反撃を図るGRACE・Phoenixは元日本代表井上愛美がライン際を快走しますが、
名古屋ディフェンス2人に外に押し出され追撃の目を詰まれ万事休す。


見事に名古屋レディースが2連覇を果たしました!


優勝名古屋レディース!


名古屋・後藤キャプテンが優勝トロフィーを受け取ります。


惜しくも準優勝のGRACE・Phoenixのメンバー。スタッフ席には流通経済大・内山監督の姿もありました。 


MVPは9トライの名古屋・伊藤絵美選手。惜しくも日本代表には洩れた悔しさを
この場で晴らす見事なプレーでした。


名古屋・伊藤絵美選手はバスケから転向の選手。抜群のスペース感覚とスピード。


今回セブンズ女子日本代表の香港遠征日と重なったことから、代表メンバーの不在で
本来の実力を発揮できなかったチームもありました。

特にRugirl-7は女子日本代表に3名選手が選出されており、もともと7人制のチーム編成ですので、メンバー不足の影響も大きかったのではないでしょうか。

Rugirl-7は2回戦でウルトラ日体大の粘りのディフェンスに敗れましたが、それでも山口真理恵選手のスピードあるラン&ステップは光っていました。山口選手は切り込んだあとに外にパスをほおるプレーが何度かありましたが、味方に渡らないシーンも目立ち、抜群の個人能力にもっと周りを活かすプレーが加われば、また代表復帰が期待できる選手です。


山口真理恵選手のコンバージョン。前傾姿勢うまく体重を乗せてのキックは飛距離も出ます。


寂しかったのは観客席。参加選手が観客よりも多いような状況でした。
確かに大会開催の事前アナウンスが少なく、プログラム等も手弁当感があって
予算も少ない中での運営に思われます。
それでもスタッフや参加選手が非常に楽しみながら取り組まれていたのは
ホッとするシーンでした。
日本ラグビーの盛り上がりには、女子ラグビー発展も不可欠な要素です。
来年はもっと盛り上がる大会となってほしいですね!


◎ジャパンウィメンズセブンズ2012結果
<1回戦> 
○ELEWINS 34-5 ●寝屋川・ORS合同 
○Rugirl-7 45-0 ●京都・SCIX・阿倍野
○スーパー日体大 35-0 ●神戸親和女子大

<2回戦>
○名古屋レディース 44-0 ●ELEWINS
○ウルトラ日体大 22-5 ●Rugirl-7 
○DRAGOON 26-0 ●兵庫県RSレディース
○GRACE・Phoenix 24-5 ●スーパー日体大

<敗者戦1回戦>
○京都・SCIX・阿倍野 15-0 ●寝屋川・ORS合同
○兵庫RSレディース 44-0 ●神戸親和女子大

<敗者戦決勝(8位決定戦)>
△京都・SCIX・阿倍野 12-12 兵庫RSレディース△

<準決勝>
○名古屋レディース 26-10 ●ウルトラ日体大
○GRACE・Phoenix 21-14 ●DRAGOON

<3位決定>
○ウルトラ日体大 31-5 ●DRAGOON

<決勝>
○名古屋レディース 17-7 ●GRACE・Phoenix

<エキシビション>
○名古屋レディースJr 19-12 ●関西ユース
○関西ユース 19-7 ●名古屋レディースJr