2011-S15「ワラタスｖｓレッズ」

先週のオーストラリアラウンドのもう一試合は「ワラタスｖｓレッズ」。

この試合はワラタスの強さが目立つものでした！
軽快にセブンズの如きパス回しの連続でそのハンドリングはお見事！

加えてＦＢに入ったボールを持つとカートリービールはすんごい推進力でゲインの連続！
体幹の強さもさすがで、伸びた姿勢で激しくタックル受けつつも、ナイスなアシストパス！
ついこの前日本でＵ２０に出たばかりと思っていましたが、超シニアレベルにまで成長しています。
今年のＷ杯でも間違いなくワラビーズ浮沈の鍵を握る選手。

ワラタスはオーストラリアカンファレンスでは頭一つ出ている印象です。



レッズは個人的に好みのホーウィルがキャプテンで、ハーフ団もゲニアとクエイドクーパーと
それなりにタレントも揃っているように見えますが、上位に進出するにはちと不安。
ユーアンマッケンジー監督の腕の見せ所でしょう！

Ｕ１９ドバイの優勝メンバーのファインガァ兄弟の代表入りを掛けた活躍にも期待です！

レベルズ初勝利！

今年から１５チーム体制となったスーパー１４、じゃなくてスーパー１５。
総称は「スーパーラグビー」となりました。

新チームはオーストラリアのメルボルン・レベルズ。

これでオーストラリア、ＮＺ、南アと各国５チームずつとなりました。
組み合わせシステムも代わって、まずは同地区チーム全てと対戦し、他地区とも
一部対戦。したがって対戦の無い組み合わせも出てきます。これを勝ち上がって、
上位６チームによるトーナメントです。

先週で２週目が終わりました。

オーストラリアラウンドの２試合を観ましたが、新参加のレベルズがブランビーズから
劇的な逆転で初勝利を飾りました。

ライン際からの見事なパスを受けたモートロックによるチーム初トライ、それにイングランド代表の
シプリアーニの逆転ＰＧ。大きなプレッシャーの中、よく決めました。

地元メルボルンのゲームでもあり、観客は大興奮。

メルボルンは非常にスポーツが盛んな土地柄。

楕円球技においては残念ながらオージーボールが大人気で、ユニオンはまだまだ。

地元チームの活躍がユニオン人気には不可欠です！


ブランビーズはギタウが戻ってきましたが、モートロック、ジェラード、
ジョージ・スミス、ハリソン等チームのけん引役が減ったのが影響している
印象を受けました。

こんな状況ですので、新たなスターの出現が待たれますね。

今年日本を去るＧＧ、ラーカムもゆくゆくスタッフとしてチームに戻ってくるのでは？