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魚のような人、紀佳松(ブルー・ジェイ)!

2011年05月16日 21時00分51秒 | 芸能

紀佳松は1979年に台湾に生まれまして、カナダで育ちました。英語名はブルー・ジェイです。41日、彼は10曲いりの最新アルバム “魚人(魚のような人)”をリリースしました。前作より2年ぶりの作品で、R&Bやポップス、ピアノロック、ジャズなど、多彩なテイストを盛り込んだ一枚です。“音楽は日常生活と密接な関係がある”と思っているブルー・ジェイは、今回のアルバムをリリースするに当たって、1年半をかけて、香港や北京、東京、バンクーバー、ニューヨークなどへ旅行に行って、身の回りを観察してきました。彼が異なる観点から愛情を観察し、その結果をまとめてできたのがこのアルバムなんです。

 アルバムの作詞と作曲の多くは彼自身の手によるものですが、プロデューサーや編曲、バックコーラスなどにも参与しています。そして、いままでと違った音楽のアイディアが生まれるよう、アルバムのプロセスに当たって、いつもの音楽仲間のほかに、台湾の女性シンガー・ソングライターやそのたの優秀な音楽人ともコラボレーションしています。




ブルー・ジェイの話では、彼が初めて一人でイギリスへ旅行に行ったとき、ディスカバリーチャンネルでちょうど、金魚の記憶について紹介されていました。それを見て彼は記憶には期限があることと、人間の脆弱さに気がづき、また、敗れた自分の恋も思い出したそうです。“彼女は一匹の金魚を残して僕を離れていった。金魚は水の中で涙を流しても誰も知らないから、かわいそうだと思った。彼女が再び僕のそばに戻るまで、金魚の世話をしようと思ったが、数ヶ月後、寂しい思いするのが金魚でなく、僕自身だったと気づいた”と、ブルー・ジェイはその気持ちを“金魚的眼涙(金魚の涙)”と題したアルバムの収録曲を通じて表現しています。彼の失恋した気持ちを描いたこの歌を聴いて、その親友で台湾の人気女優でもある舒淇、スー・チーさんはその感想として、“没有眼涙的愚人、魚人、餘人(涙のない愚かな人、魚のような人、余った人)”と書き記しました。ブルー・ジェイはこの言葉を大変気に入って、それをアルバムのキャッチフレーズにしたほか、その一部をピックアックしてアルバムのタイトル名にもしていますね。

2001年に、ブルー・ジェイは自分の音楽作品を台湾の各レコード会社に売り込みましたが、翌2002年になってはじめて、当時の香港の人気男性シンガー、劉徳華(アンディ・ラウ)の北京語アルバムに採用され、台湾でお目見えすることができました。2003年、台湾のスーパーアイドルグループ、F4が出演するコマーシャルのテーマ曲を作ったところ、香港や台湾で多くの賞を受賞するほど、大ブレイクしました。それで、F4のメンバーがのちにソロデビューするとき、ブルー・ジェイの作品を必ず入れてね、と指名するなど、ブルー・ジェイの音楽的才能がどれだけ見込まれているのか、うかがえます。これらの実績で、2年前の2009年、ブルー・ジェイはみごと歌手デビューを果たしました。

先日、北部台湾の桃園にある高等商業工業学校が台湾の有名な芸能人を学校の先生として招きました。学校側は今月5日にその祝賀イベントを行なって、ブルー・ジェイも出席して歌を歌いました。彼は台湾で“ラブソングのプリンス”と言う異名を持つ人気シンガー、李聖傑(サム・リー)もその学校で歌い方を教えることになっていると聞いて、「自分もチャンスがあれば、生徒たちに教えたい。また、サム・リーが教えるなら、僕も出たくなるな」と言っています。本当に謙遜な人ですね。(00



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