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なぜ台湾では忘年会を「尾牙」というのか?

2010年01月29日 18時36分35秒 | 文化

年越しは旧暦で迎える台湾では、今はまさに「年の瀬」。
今度の旧正月は2月14日なので、今年もいよいよあと2週間を残すのみです。

そんな台湾では、「尾牙」の季節です。
「尾牙」とは忘年会ですが、台湾ではもっぱら、企業や商店が、その従業員にご馳走し、景品や賞金を出すという行事です。

ところで、なぜ忘年会を「尾牙」というのか?
これには、少々長い説明が必要です。
大まかに言って、台湾の神様と、台湾最大の方言、台湾語(閩南語)の発音が関係しています。

台湾では商売をしている人には特に、毎月旧暦の1日と15日、または2日と16日に、土地の神様である「福徳正神(通称「土地公」)」にお供え物をしてお祭りする風習があります。
台湾の商店街を歩いていると、あちこちの店先に小さなテーブルを出し、果物やお菓子などを並べたり、紙のお金を燃やしている光景を見ることがあります。
あっ、と思って確認すると、その日は決まって、旧暦の2日か16日なのです。

 

これが「福徳正神(土地公)」。
豊かなひげをたくわえたお爺さんであることが特徴。
台湾では非常にポピュラーな神様です。
(台北県立鶯歌陶瓷博物館の展示より)

この月に2回、土地公をお祭りすることを、台湾最大の方言台湾語で、「做牙(ゾウゲー)」といいます。この字は当て字なので、「牙」という字に特に意味はありません。
(ちなみに、「牙」は標準中国語ではキバではなく、「歯」の意味です。)

そして、1年で最後の「做牙」、つまり、旧暦12月16日に行われる「做牙」は、特別に盛大なお供え物を用意してお祭りします。そのため、この年末に行われる「做牙」には、「尾牙(ベーゲー)」という特別な名前があります。
「尾牙」のお供え物は、肉類、魚、果物など多岐にわたり、店の経営者がそのときの豊富なお供え物を使って従業員にご馳走したことが転じて、「尾牙」が忘年会の意味で使われるようになったということです。

 

旧暦12月15日に当たる1月29日、RTIでも「尾牙」が行われました。
(ちなみに、普段の「做牙」はしていません。)

ということで、「尾牙」は「その年最後の土地公のお祭り」という意味と、「会社が従業員にふるまう宴会」の二重の意味があるわけです。

宴会の方の「尾牙」は、現在ではお供え物が流用されるわけではなく、ケータリングをしたり、レストランで行ったりするのが普通です。
昨年は不景気で「尾牙」をしない企業も多かった台湾ですが、少し景気が回復し始めている今年は、「尾牙」をするところが多いようです。(尾)

※「尾牙」など台湾の旧暦12月の風習については、2010年1月13日(水)の「台湾ミニ百科」でご紹介していますので、ご興味がある方はぜひどうぞ。

また、2010年1月29日(金)の「文化の台湾」では、台湾の陶磁器産業とその中心地「鶯歌」、また台湾特性の茶器についてご紹介しています。

上のバナーから、該当の日付と番組名をクリックしてください。


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2 コメント

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Unknown (???)
2010-02-02 09:28:17
尾牙の由来を知りたかったので良かったです。

ついでに、解雇通知に転じた由来も知りたいです。
なるほどザ台湾!-「尾牙」の由来 (万太郎)
2010-02-03 12:25:55
納得!

毎月の最後を日本語で「晦日(みそか)」といいます、また、12月31日は「大晦日(おおみそか)」といいまっす。
そのような毎月行事の年の最終行事なんで「尾牙」なんですね、納得。

鶏の頭の向きには注意しますよ!、
中華テーブルでグルグル回るのも有るから、回しちゃいましょう!?(W)

では

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