いつまでも”辣媽”でいたいという美人シンガー、陳慧琳（ケリー・チャン）！

　香港出身の陳慧琳（ケリー・チャン）は1972年生まれです。3月23日、ケリー・チャンはCDとDVDそれぞれ一枚ずつの2枚セットアルバム、微光（かすかな光り）をリリースしました。CDには新曲が10曲収められており、中の一曲はケリー・チャンが同じ香港出身のベテラン男性シンガー、譚詠麟、アラン・タムとのデュエット曲です。DVDにはこれら新曲の中の六曲のミュージックビデオが収録されています。以前、ケリー・チャンのアルバムにテクノ風の歌が多かったですが、今回の新作は彼女が結婚し、生後八ヶ月の男の子を持つ母親になってから初めてのアルバムなので、曲の数々から彼女の幸せな雰囲気が感じ取れる一枚となっています。幸せの中にいる彼女はこれからどうやって感傷的な歌を表現するのかと心配している人がいますが、「想像力が必要でしょう。それも大変苦労して想像しないとだめだと思います」と明るく答えています。

　歌手で女優でもあるケリー・チャン。広東語、中国語は勿論のこと、英語も堪能です。高校時代は日本の大阪で過ごしましたので日本語も話せます。友達が経営するプロダクションからオーディション参加をいくつか薦めてられたのがきっかけで芸能界入りしました。かつては日本の化粧品大手、資生堂のテレビコマーシャルや「鬼の棲家」などを含む何本かの日本のドラマに出演したこともありますので、リスナーの中にケリーファンがいらっしゃるかもしれませんね。去年6月に出産したばかりのケリー・チャン。先日、台湾で行われたこの新作発表記者会見の席上で、相変わらず美しく、細い手足や腰を見せるなど、すっかり出産前のスリムなボディーラインに戻っています。それで、彼女が妊娠中や出産後の食生活が話題になり、その期間中のメニューが妊婦たちの人気メニューになるのではといわれています。ちなみに、ケリー・チャンのような子持ちでありながら、セクシーでスリムなスタイルをキープする女性のことは台湾では”辣媽”と呼んでいます。

　ケリー・チャンのお話では、結婚前はよく彼氏のことを聞かれましたが、今は、赤ちゃんのことがメディアの関心の的だと言うことです。歌を歌って子供に聞かせたり、クラシック音楽を流して聞かせるなど、ケリー・チャンは赤ちゃんの英才教育に力を入れてはいますが、子供の将来については何も考えていないそうです。そんな彼女は「将来、子供が芸能界に入りたいといったらどうする？」と聞かれ、「本人が楽しいのが一番なので、本人の意思なら構わない」と答えるなど、子供の意思を尊重する開放的な態度を取っています。とても物分りのいい”辣媽”ですね！