「泣ける」と評判のCGアニメ動画がインターネット上で話題となり、視聴回数が10万回に達する勢いだ。
ピアノを中心とした曲に合わせ、宮沢賢治の未完の童話『銀河鉄道の夜』の「その後」をイメージした物語が6分間超、繰り広げられる。
賢治が37歳でこの世を去ってから今年で80年。
童話に登場する少年2人の「その後」とは-。
話題の動画は、ピアニストで作曲家のHIDETAKE
TAKAYAMA(ヒデタケ・タカヤマ)さん(30)がリリースしたアルバムCDのPR映像。
ヒデタケさんが手がけた「エクスプレス」という曲にあわせた6分9秒のCGアニメが展開される。
映像の制作はCGアニメーターの森江康太さん(27)が担当した。
森江さんはヒデタケさんのファン。
音楽を通じて交流を重ねるうち、PR映像を制作する話が浮上した。
制作に先立ち、ヒデタケさんは曲に込めたこんな思いを森江さんに伝えていた。
「曲名が『エクスプレス』なので『流れるような景色』、とか。
そのほかに彗星、虹のような鮮やかな色といったキーワードが浮かんでいました。
森江さんなら絶対、想像以上のものを作ってくれると思いました」
これらの言葉と曲の印象から、森江さんが「銀河鉄道の夜、その後」を描く構想を固めるまで、それほど時間はかからなかった。
少年のジョバンニと親友のカムパネルラの交流を軸にした『銀河鉄道の夜』の設定とヒデタケさん、森江さんの関係も重なり合うものがあった。
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