リムルダール日誌

気ままに書くメモ帳

ホリエモン「新聞・テレビを殺します」

2005-02-15 01:29:56 | Weblog
これは凄い言葉だ「新聞・テレビを殺します」ホリエモンにコピーライターの才能があったとは。方向性はともかく頭が良いのは間違いないな。以下にホリエモンの考えを理解した分だけ記す。

ホリエモンはメディア買収の目的は自分の事業に対しての信用度を上げる事しか考えていない。そしてインターネットをメディアとしての格・信憑性を上げる事によって相対的に既存の新聞・テレビのメディアの地位の低下を狙っている。

ホリエモンはいわゆる旧勢力に対して対抗意識を持っている。既存勢力のいわゆる「しがらみ」や礼儀といったものを不要と考える。そういう者を大事にしているやつを不合理と考え合理的に振舞おうとしている。

既存のメディアは意図的にある方向に誘導していて信用ならないとし、ネットでのメディアは読者が興味のあるものに対してのみ報道するつもり。興味のない例えば政治の話などは不要と考えている。興味のないものに対して無理に伝えようとするのは不合理と考えている。

“例えばうちなんか「東京経済新聞」とかっていう名前にしようかと思ってるんですけど、日経と同じようなロゴで「東京経済新聞」って書いてあって、全く同じような体裁で出ていたら、分かんないじゃないですか。ああなんか格がありそうだな、とか思うでしょ?”

ライブドアのポータルサイトがヤ○ーのもろパクリ(安倍なつみ並)である理由がわかった。

“「メディアのあり方が変わる」と書いていたが、そういう意図はないのか。
 そうやって煽った方が、みんな期待感を生むじゃないですか。僕はどっちでも……
――今のメディアではあまり報道されていないことも、インターネットを通じて伝えてういこうというのだと思っていたが。
 それは副産物的にそうなるかもしれないですけど、それはどうでもいい。僕にとってはどうでもいい。
――メディアを持つということは、情報を通じて人の考え方を左右する可能性がある。
 そうですね。
――そういうことに関心は?
 全然ないですね。”

ひたすら刺激的な言葉を使っているがその言葉の表面的な部分にマスコミは踊らされているな。実際は今までと少し異なる考え方を新しい技術と組み合わせて使用しているだけに過ぎないのだが。

冷静に考えればホリエモンの狙いがわからんでもない。それはひたすら合理主義者であるという事。そして自分の利益を上げる事しか考えていない事。それは今までと異質なだけにある程度の成功を収めるだろうな。

しかしホリエモンは今はひたすら攻める方だがやがては追う側から追われる側に変わる訳でそこでどうなるか。多分全て投げ出しそうな予感。いつまでも若く柔軟な考えが出来るわけではないしな。既に将棋の世界で羽生という前例があるしな。