技士エラディオ ディエステ氏 サルト編

モンテヴィデオ市から北西およそ500キロ、東京/大阪間の距離にあるサルト市。
サルトは、天然温泉プールがあり、年中観光客が訪れる保養地として有名。が、そもそもウルグアイ川沿いにある為、
水上交通の便から国内中央部の牛が集められ精肉、加工するウルグアイ伝統産業がさかんとなり、地熱温度を利用した、
柑橘類の栽培や加工製造業も興った。それにより地下資源試掘中に偶然、温泉を発見し、保養地としても知られるようになった。

そこに技士エラディオ・ディスエステ氏が手がけた建築がいくつか点在するのは当然の成り行きでしょう。

今となってはめずらしい、建築当初から利用目的が変わっていない、柑橘類加工会社の倉庫と工場、
自然の光が労働者に優しく、オレンジもよりおいしく見えます。

彼の産業建築の中で、最もデザイン性が高いのではと感じた、見所の多いこの精肉加工場。展望台もあり見学者は、
製造過程を拝見できます。匂いも伝わり、出来立てホカホカのハムを試食しないわけにいきません
エラディオさんのお陰でウルグアイ一おいしいできたてスモーク・ハムを頂いてしまいました。
おまけにパテ、ミニハム、サラミ・・・できたてのお持ち帰りはたまりません

市内には、バスターミナル、バスケットコート、ガソリンスタンド、バス会社などの建築が点在し、
技士エラディオ氏の技巧と魅力を充分に拝見できるサルトに満足