南米のウルグアイ東方共和国 モンテビデオ市の住民より

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FIFA汚職 靴の中の石ころ

2015-05-29 | スポーツ
丁度1年半前、ウルグアイ1部リ-グに所属する
6つの弱小クラブチ-ムが
南米サッカ-連盟に対して、放映権分配金にたいする疑惑で告発した。
この告発を取り下げなければ南米国際大会でのプレ-のチャンスがないと脅迫を受け、
引かずにはいられない状況においこまれた。
南米サッカ-協会幹部にとってこの石ころたちがおこした行動がここまでに
なるとは夢にも思わなかったに違いない。
ウルグアイの組織犯罪担当の検察がアメリカの司法当局と連携して
複数の人物に関して情報交換がおこなわれ続けている。


ウルグアイ現政権タバレ・バスケス大統領が、
初めて政権を得たときと同じくして、
当時のウルグアイサッカ-協会会長フィゲレド(今回逮捕されたFIFA副会長)は、
自国サッカ-協会を辞任せずにはいられない状況に追い込まれ、2006年に協会を去ることになる。
水面下で現大統領が働きかけたことは当時のスポ-ツ大臣が残した言葉
「サッカ-は、石鹸とブラシが必要だ」に物語っている。
フィゲレドの時代に、ウルグアイでも放映権をめぐり大きな改革がなされ
各クラブの収益スタイルが大きく変わった。
このことが要因となりフィゲレドは、サッカ-ビジネスに目覚めていく。
自国の居場所を無くした彼は、今は亡きアルゼンチンサッカ-協会会長グロンド-ナが
パラグアイのレオと共に築きあげた、大汚職帝国に手を染めていく。
彼らの票を得て生き延びていた現FIFA会長、蜜月のフィゲレドとの日々は
ウルグアイ国民も記憶している。現会長を支持するは、サッカー第三世界。
ウルグアイサッカ-協会は、現会長に票を投じなかったことは幸いだ。


南米で最も汚職が少ない国ウルグアイ。
ウルグア弱小クラブチ-ムの勇気ある南米サッカ-連盟への告発が大きな布石になると信じて