ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

LUCHA FIESTA2010で感じたこと

2010年07月20日 09時18分31秒 | ルチャ・リブレ
 日本とメキシコの交流400年を記念した「LUCHA FIESTA2010」は、ウルティモ・ドラゴンのプロデュースによるイベント。ウルティモ校長は名前だけのプロデューサーではなく、本当に細部までそのセンスとテイストが溢れている。何よりもメキシコ大使館を動かしたり、コロナビールをスポンサーに付けたりする行動力同様に、グッズの品揃えまですべてをコントロールしているのだ。それでいて、いい意味でメキシコ的なおおらかさも持ち合わせている。
 セミでは毎度お馴染み、ソラールvsネグロ・ナバーロのマエストロ(先生)対決。サムライTVの村山ペンギン曰く「僕はもう3回見ました…」という定番カードなのだ。それはルチャのジャベを1つづつお披露目する動く教材という感じ。どこでどう足と手が絡まっているのか、わけがわからない技ばかり。最後はダブル・フォールで引き分け。昭和のプロレスを思い出される終わり方だった。それでも観客は唸っていた。大会名通りの対戦はここまでで、メインはルチャドール不在の、NWAインタージュニア選手権。もっとも、ウルティモ校長自身がルチャドールだから、これでいいのだ。
 ブラック・タイガー、ドーク・ドラゴンという何だか怪しいマスクマンや、佐藤兄弟まで出たり、フィニッシュはウルティモ校長がアサイDDTで大原はじめをフォール。これまた、よく見る光景だが、わかりやすさこそルチャ(プロレス)の妙技なのだ。ブッチャーといい、個性が際立っていれば、バタバタ動き回る必要はない。これは男女を含む現代のプロレスラーへの警告でもある。技の量が多ければ多いほど、1つ1つの印象は無くなってしまうからだ。
 FIESTAな2日間が終わり、今日から日常の生活に戻る。プロレス界の夏祭りはこれからだが、私はこの2日間でけっこう燃焼したのだ。

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