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日本人選手に足りないもの

2007年02月15日 | 日本代表 (オシムJAPAN)
■ 技術面より大事なもの

将来を嘱望されるバレンシアユースの選手らとともに汗を流した。相手が高校生ということもあって、この日の練習では格の違いを存分に見せつける内容で、技術の高さと両足でのキックの正確さを披露していた。アップ後に行われたボールポゼッション練習では、初めこそボールがなかなか日本人選手に入らなかったが、徐々にそのキープ力と展開力を認め始めたバレンシアの選手たちがボールを集めるようになり、その練習メニュー自体のクオリティーが彼ら3名のスキルによって上がっていた。
 その後の単純なシュート練習でもシュートとキックの精度の高さを披露。思い切りは良いがコースやキックのインパクトにブレがあるユース選手を尻目に、3人は次々にゴールネットを揺らし、周囲の選手や監督スタッフからも「ムイ・ビエン(=素晴らしい)」が連呼されていた。

 圧巻だったのはその日最後に行われた6対6のミニゲーム。激しいプレッシャーとプレースペースがない中で3人は判断スピードの速さと少ないタッチによって存在感をアピールした。特に青色ビブスを付けたチームに入った鈴木、渡邊はシュートの意識が高く、ゴールが見えればすぐにシュートまで持ち込み、2名ともがハットトリック以上の活躍だった。
 練習中にはチームのオスカル・フェルナンデス監督が通訳のマルコス氏に対して、「できればすぐに契約したい選手たちだ。今は外国人選手、特にEU圏外からの選手を獲得するのがとても難しい状況だが、これだけのレベルの選手であれば欲しい」と語ったほど、選手のみならず監督・スタッフにインパクトを与えたのは確か。ユース選手もすでに彼ら3名の名前をピッチ上でしっかり呼んでおり、スペイン人にとって覚え難い日本人選手の名前をこの短期間で覚えさせたことが、彼らの実力を証明している。練習を終えてバレンシアのユース選手たちは早々に帰宅する中、彼ら3人はクラブハウス内のジムで自主的に筋力トレーニングを行うなど、ピッチ外での姿勢、意欲でもレベルの高さを見せていた。

引用元:スポナビ -
早大の3選手がバレンシアに練習参加 監督・スタッフに好印象


◆求められているもの
今日は、この記事を読んで、ふと思ったことを・・・日本人選手が海外のクラブで活躍するには、色々と越えなければならない壁ってのがあると思います。一般的には、コミュニケーションの問題であったり、生活環境などピッチ上で行われるサッカーに付随する部分での問題があったりすると思います。では、純粋にピッチ上のことではどうでしょうか?!

上記記事では、あくまでも練習なので、実戦での話ではありません。また、ユースのAチームでの話なので参考になるかどうか分かりませんが。
いわゆる79年組がワールドユースで準優勝したのが、だいぶ前のことのように思う今日この頃ですが、これまで欧州リーグにチャレンジして来た日本人選手は、中田英寿を筆頭に増加傾向です。しかし、レギュラークラスの日本人選手は?って話になると、片手で足ります。

EU圏外(南米を除く)では、アジア人及び日本人選手って多くないですよね?
南米の選手を除けば、アフリカ人の選手が多いと思います。これは、単純に地域における能力の差って考えて良いと思います。

以前もちらっと書いたのですが、EU圏外の選手が欧州リーグでプレーするということは、傭兵のようなものです。極端な話、求められるのはたった一つで結果だけです。例えば、Jリーグで同じ能力の選手がいたとします。一人は、外国人、もう一方は日本人。あなたが監督ならばどっちを起用しますか?

また、Aというクラブで国籍を問わずチーム(監督の戦術に合う)FWを獲得したい。Bというクラブでは、国籍を問わずチーム(監督の戦術に合う)CBを獲得したい。

つまり、日本人選手が移籍をする際に求められているのは、結果だけではなく、需要と供給の関係のように、クラブが求める選手か否かって話です。先の移籍でもレッドブル・ザルツブルグに三都主と宮本が移籍しましたが、彼らは結果を求められていますが、同じオーストリーの選手以上の結果でなければ、レギュラークラスを確保出来ないと思います。また、そもそもチーム(監督の戦術に合う)が求める選手だったのでしょうか?!
特に三都主は、良い意味でプレーヤーとしての個性がはっきりしていますので、需要と供給の関係は明確だと思います。もし、三都主がレッドブルが求める選手であったのであれば、あとは、結果を出すだけです。

◆突出した個性
これまで海外で成功したと考えて良い選手は、中田英寿、小野伸二、中村俊輔この3人でしょうか・・・彼らには突出した個性がありました。それは、選手としての能力です。
先に三都主の例を出しましたが、三都主も好き嫌いはあると思いますが、突出した個性があります。外国人枠(傭兵)として求められる「結果」とチームが求めるもの「需要と供給」の関係。そして、「突出した個性」が必要だと思います。

◆実戦スキル
個人的に以前から思っていたことです。
日本人選手のスキルについては、海外の選手や監督などからも評価が高いようです(半分は社交辞令?)実戦でのスキルには疑問があります。しかし、W杯のようなプレッシャーのかかる試合の中で、選手が能力の80%も出し切れないように思えるのです。練習ではなくプレッシャーのかかる状況下で「パス、トラップ、ドリブル、シュート」と言った基本的な能力を発揮出来てこそ一流の選手なのではないでしょうか?(ロナウジーニョなどは、超が付くと思いますけど)
練習を少し見ただけだが、技術的に良いものを持っている選手たちだ。ただ、今日(12日)の練習しか見ていないので、それ以上のコメントはできない。やはり試合でその技術がどう生かされるのかを見たい。試合中の動きの中で技術がどう発揮されるのかが、重要なポイントだからだ

引用元:スポナビ -
バレンシアの下部組織責任者が語る日本人選手 text by:小澤一郎


また、このレベルになるとボールスピードやプレッシャーが極端に速くなり、3名は時間やスペースといったピッチ上の余裕以上に、精神的な余裕がなくなっているようだった。技術的に高いものを持ち、良いトラップをしてスペースと時間を確保した時でも、精神的な余裕のなさからミスパスをしてしまうシーンも何度か見られ、ピッチ上で技術をうまく生かし切れない日本人選手の欠点の1つが垣間見えた。
引用元:スポナビ -
早大生、バレンシアで受けた洗礼 text by:小澤一郎


◆経験が一番大事
中田英寿がイングランドのボルトンに移籍した時にプレースピードに対応出来なかったという話を聞きました。選手としてのピークであったりモチベーションなど二次的な要因もあると思いますが、単純に“慣れ”部分が大きかったのかもしれません。つまり、あと3年くらい早くイングランドへ行っていれば適応出来たかもしれません。勿論、個々の選手のアスリートとしての純粋な能力(走る速さとか)はありますが、結局は、慣れなんではないでしょうか?
――これまでにリーガ・エスパニョーラ1部で3名の日本人選手がプレーし、すべてFWの選手でした。日本人選手がリーガ1部で成功するために必要なことは何なのでしょうか?

 確かに全員FWだったということは知っている。FWというのは既に持っているフィジカルや技術を発揮するだけで、言ってしまえば1人だけでも結果を出せるポジションだが、日本人選手が成功する鍵としては、チーム内の戦術的な役割を理解するかどうかにあると思う。これまでの3人の状況を詳しくは知らないので、あまりはっきりとしたことは言えないが、そういった点がこれまで日本人選手にあった問題ではないかと思う。

 適応という言葉は簡単ではあるが、国が変われば文化や考え方が変わるため、サッカーにおける哲学や考え方も変化するものだ。言葉の問題以上にそういう考え方の違いに慣れる必要があるし、それを理解しなければ、その国にあるサッカーの戦術的な理解を深めることはできない。海外に移籍して、そこで成功するためにはそういう面での適応こそが重要だと思う。
引用元:スポナビ -
バレンシアの下部組織責任者が語る日本人選手 text by:小澤一郎

よく海外でプレーした選手がJリーグと違うという話をします。
これは、日本人選手に限ったことではなく、イタリアの選手がスペインでプレーした場合でも同様です。選手が長年プレーした国のサッカースタイル(特徴)ってのがあると思います。それは、無意識の内に染み込んでいると思います。前述の中田は、イタリアとイングランドを比較するとプレッシャーであったりプレーのスピードが違ったのではないでしょうか・・・

個々の選手によっては、単純に“合う合わない”ってのがあり、それはリーグ全体のスタイルであったり、監督が求めるものであったりすると思います。ただ、若い内に海外へ移籍するなど経験をつむことによってその適応はし易いのではないかと思います。先日、伊藤翔と梅崎がグルノーブルへ、三都主と宮本がレッドブル・ザルツブルグへ移籍しましたが、それぞれのリーグのスタイル(特徴)や両チームの監督の哲学など分かりませんが、純粋に年齢という側面、つまり、無意識の内に染み込んでいるプレースタイルってのがない分、前者の2人の方が良い結果が出るではないでしょうか?勿論、三都主と宮本の経験は、若手2人にはない大きな財産です。それに、適応能力みたいなのは年齢とは関係ないと思いますけどね。あとは、「運」ですね。巡り合わせみたいな部分できっとチャンスは訪れると思います。その時に「結果」を出すことでしょうね。


最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
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かなりまとまりなかったですね。もしかしたら、後日再編集するかもしれません。


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