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オーストラリア vs 日本 【アジア最終予選 - 第8戦】

2009年06月17日 | 日本代表 (岡田JAPAN)
■ 2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
   オーストラリア(2-1)日本

    ・前半40分 闘莉王 (日本)
    ・後半14分 ケーヒル(オーストラリア)
    ・後半31分 ケーヒル(オーストラリア)


この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ JAPANキラーに惨敗

◆ 言い訳すんなよ~
日本は諸事情によりベストメンバーが組めなかった。多分、オーストラリアも同様だと思う。前回ホームで行われたカタール戦でも、「W杯が決まったからモチベーションが…」とか「ベストメンバーではなかったから」とか、色々な意見があったが…

はっきり言えば、そんなものエクスキューズ(言い訳)に過ぎないと思う。

日本と同様に欧州で一番最初にW杯出場を決めたオランダはノルウェーに2-0と勝利している。
そもそも、「W杯ベスト4」と言うならば、前回のカタールは当然だが、今回のオーストラリアにも勝利しなければならない。結局、2006年と何も変わっていないという結果が出たに過ぎない。

今回の試合でも現在の日本の主軸と言われる、中村俊輔、遠藤、長谷部、中澤と出場出来なかった。それでも「W杯ベスト4」を目指すチームであれば、1.5軍でもオーストラリアに勝利しなければならなかたっと思う。

メンバー、モチベーション、コンディション等、日本が世界と戦う上でエクスキューズをする余裕はない。

そして、結局、JAPANキラー・ケーヒルにやられてしまったという現実は相当深刻であると受け止めなければならない。

◆ セットプレーからの2失点
日本はCKから闘莉王のゴールで先制するものの、オーストラリアにセットプレー(FKとCK)から2失点をしてしまった。いずれもマークをしていたのは阿部だった。まず、1失点目はマークを外してしまった。動きを見る限りボールのコースと動きがおかしかったのが「?」だった。(あとで再確認するが)

■ パワープレーについて

◆ Jリーグの問題
しかし、日本はパワープレーに弱いですね(苦笑)

では明日のオーストラリア戦は、どのあたりに注目すべきなのだろうか。さまざまな見方があるだろうが、私としては日豪両国の「サッカー国力」に注目してみたいと思う。
「サッカー国力」とは何か。それは、その国のサッカーが「何によって支えられているか」ということである。日本の場合は、言うまでもなくJリーグだ。明日の試合は、これまでなかなか出番がなかった選手にチャンスが与えられることになるが、その彼らとて、Jリーグでは押しも押されもせぬ一線級のプレーヤーばかりである。一方のオーストラリアはどうか。確かに数多くのタレントを輩出しているものの、ヨーロッパへの流出が必然となって久しいのも事実。「欧州組」といえば聞こえはいいが、要するに彼らを満足させるだけのインフラが、国内に整備されていなかったことの証左とも言えよう。

 私が「日本は負けてはいけない」と断じた理由は、まさにそこにある。確かに個々の能力では(特に高さや強さにおいて)、相手にアドバンテージがあるのは間違いない。それでも、単純に国内リーグの質と器(うつわ)においては、日本にもかなりの分があるはずだ。その一点に限っては、日本がアジアで負けるわけがない。そんなわけで、明日の日豪対決は「サッカー国力」の総力戦という観点から、大いに楽しむことにしたい。

 スポナビ - 日豪対決の楽しみ方 - text by 宇都宮徹壱

宇都宮さんのコラムって、ある意味的を得ているし、今回の結果を鑑みると皮肉な結果になったなと…
Jリーグであまりパワープレーを使ったり、それが脅威になるような試合ってないですよね?!それに、フィジカル・コンタクトも世界レベルには遠い。パスで相手のプレスを交わすけれども、世界レベル(今回のオーストラリアはグループリーグで当たるであろうチームと比較しても遜色ない)でのプレッシャーの中では通用しない。厳密には、個々のレベルで通用する選手とそうでない選手の差が大きい。それがあると「組織」として勝負出来ない。

例えば、闘莉王や中澤ならそれなりに出来るだろうが、本職ではない阿部は今回マークを外したりやはり穴を露呈した。
その他にも中盤の選手でもプレッシャーの中でパスなど持ち味を出せなかった。

オーストラリアの選手は自国のリーグではプレーしていないけど、プレミアを中心にイングランドでプレーしている(プレミア・シップの下のチャンピオン・シップの選手もいるけどね)。そういう意味では、フィジカル・コンタクトであったりプレッシャーの中でのプレーの選択など、日本に比べて勝っていた。

勿論、流れの中での失点をしなかったというのは、ある程度評価は出来るが、多分、W杯でもこういう展開はあると思う。つまり、相手は自分達の試合が出来ないと感じたら、パワープレーを仕掛けてくると思う。その対策を考える必要はある。

◆ パワープレーについて
相手(今回のオーストラリア)がパワープレーを仕掛けてくると

 1.直接ゴール
 2.セカンドボールを奪われゴール
 3.日本のDFラインが疲弊する
 4.CKであったり、PKであったりとペナルティ・エリア内でのアクシデントが起こる

大体、パワープレー(放り込み)の効果は、こんなものだろう。
DFラインだけで跳ね返せない&リスクを考えると、DFラインにボランチが吸収される。(DFラインに近過ぎる状況になる)
また、相手選手がゴール前に数を掛けて入ってくると必然的にマークの問題でボランチがDFラインに吸収される。

こうなるとセカンド・ボールを繋ぐ位置も低くなるし、繋がらなくなる。クリアしても再びマイ・ボールに出来ないケースも起こり得る。

しかし、全く日本のDFラインがクリア出来ないかと言うとそんなことはない。
むしろきちんと対応している。問題は、クリアしたセカンド・ボールを奪った後に問題もある。

 1.速攻を仕掛けるか?
 2.ボールをキープするか?

要は、この2つのプレーの選択肢が明確に出来ていない。さらに、いつも言う「個のスキル」が問題になる。

セカンド・ボールを奪った時は、相手のDFラインもある程度上げているケースもある。その場合は「裏のスペース」が存在する。
もし、DFラインが上がってなければ、中盤が間延びしているケースもある。その場合は、ファースト・チェックを交わせば前を向いてプレーが出来るし、フォローを待ちながらドリブルでボールを運ぶことも出来る。

まぁ、この辺の対応はケースバイケースだが、問題は、仮に速攻を仕掛けた時にパスを相手のDFに引っ掛けたりしてボールを奪われた場合、ボールを失い、再び放り込まれたら?!全体的に前掛かりになりつつある時に放り込まれたら応対も難しくなる。

オシム監督ではないが、「考えて走れ」とはまさにこのことである。

今回の2失点はセットプレー。サッカーにおいては注意しなければならない場面ではある。
ある意味ナイーブな失点だったと思う。


ただ、今回の試合は非常に多くの収穫もネタも?!(笑)あった試合だと思う。
可能であれば、明日か明後日にこの試合に絡んだ記事をアップ出来ればと思います。

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そもそも、岡田監督ではなく、世界レベルの監督を招集するという選択肢はないのだろうか?!



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3 コメント

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Unknown (yohan)
2009-06-18 22:39:37
ならば、180cm以上の選手を集めようか。

トルシエ時代のコンフェデの時にオージーの高さに気をつけようとか聞いたことなかったですが。

当時では森岡 松田 中田浩二 稲本 鈴木ぐらいですか。180あったのは。
返信する
予選が終わって本戦に向かって.... (Mr. コンティ)
2009-06-19 21:22:58
コージ様

ワールドカップ予選、全日程が終了してしまいましたね。
来年はワールドカップ観戦に行く予定もしていないのでこの最終戦をオーストラリア戦と言う事でメルボルンまで乗り込んで観戦してきました。
オーストラリアの出場メンバーはまずイエローカードを既に貰っている選手は使わないという監督のポリシー通りの人選で、代表デビューが二人 ( Williamsm, Vidosic ) そして数年ぶりのメンバー入りだった Nick Carl と Shane Stefanutto が起用されるなど日本戦に向けてかなり厳しい戦いを強いられると地元マスコミも心配だった様です。ただ Kewell は出場をしたかったらしいです。3次予選の最終戦の中国戦は消化試合でメンバーを落として負け、地元のマスコミからもたたかれていましたので Verbeek 監督も少なくとも引き分けねばと思っていたことでしょう。
Grella, Culina のボランチが使えたのも勝因ではなかったでしょうか? Cahill は怪我の回復具合から起用されないのではとの見方もありました。そうなると McDonald と Kennedy の2トップもあるかなと思いました。 相手の左サイドの二人、 Williams, Sterjovski は守備に不安があるので長友がもっと積極的に言ってくれればとも思ったのですが....
結果的には彼らデビュー組にも自信をつけさせ”育ての親”となったたみたいでしたね。それに Jade North が Craig Moore の後継者になれそうだとの報道もありました。

日本は決められた選手しか連れて行けず(行かれず?)現地で中澤が離脱したのを知ってこりゃぼろ負けするかも?と覚悟もしましたが。私的には敗れたとはいえよくやってくれたかな?というのも本音ですが、出来ればこの試合はお互いにベストメンバーでガチンコでやってほしいというのがもっと本音です。こういう Match Make なかなか組めませんので。勿体ないな、と。そう言う地元の Aussie サポーターは多かったです。
試合後次にオーストラリアと真剣勝負できるのはいつだろうなぁ....と思いました。
 
返信する
コメントのお返事 (コージ)
2009-06-19 21:33:50
Mr. コンティさん

こんばんは、お久し振りです。
いつもオージー情報ありがとうございます。
単純にオーストラリアは、1失点しかしなかった
という事実は大きいでしょうね。
やはりボランチの2人はキープレーヤーかと。
個人的には、キューエルが代表復帰が嬉しいですね。

そうですね、理想は第6戦あたりでのガチンコ勝負だったと思うのです。
なんやかんや言ってもアジアという枠に居る欧州ぽいチームですからね。
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