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【レビュー1】 ウズベキスタン戦後

2009年06月09日 | 日本代表 (岡田JAPAN)
■ 岡田JAPANのスタート

◆ 主審について
土曜日に行われたウズベキスタン戦、個人的には、主審のジャッジに関しては、特に不平を大きな声で言うことはありません。ただ、ウズベキスタンが12人で戦っていたこと、そして、この主審だったからこそ、ある意味面白い試合になったと思うのです。

日本が今回のアジア最終予選でこれほど四苦八苦した試合はありませんでしたからね。そして、何よりも前向きに考えるべきは、この試合の中で課題などが浮き彫りになったこと。選手や監督が良く言う「やれたこと」、「やれなかったこと」そんなことが、これまでの試合と違いはっきりしたのは、W杯の出場権を獲得したことと同様に大きな収穫と思います。

やはり、心のどっかで「W杯に出場出来る」という思いはあって。
1位通過しようがしまいが、本大会での組み合わせには、多分影響ないと思うのでね。
それに、今回の試合に敗れたとしては、次はホームでのカタール戦なので、そこで決めれるかなと…
さすがに、最終戦までもつれ込んだら悠長な気分では見てられませんが…

そういう意味で、この試合をある意味有意義な内容にしてくれた主審は影のMVPかなと(笑)ただ、W杯では決して笛を吹いてはいけないタイプの主審の一人でしょうけど。

◆ 岡田監督への評価
やはり選手みな主審のことについては言及していますけど、その中でも岡田監督の言う「スタートラインに立った」という言葉が的を得ているのかな?と思いますね。前監督オシムの不慮の体調不良などあり、急場凌ぎ的に?選ばれた岡田監督ですが、「W杯ベスト4」という目標を明言していたものの、それ以前に「W杯の出場権」を得なければ問題外ということで、最低限の仕事をクリアした岡田監督については評価出来ると思います。

◆ 協会の手腕が問われる
そして、スタートラインに立った岡田JAPANですが、先日のキリンカップの時にも書きましたが、今後の親善試合などの強化スケジュールに掛かっていると思うのですが、帰国後の会見によると
――岡田監督に、強い相手と戦うということで、どこと試合をしたいか? 強いチームと戦って何が見えてくると思うか?

欧州や南米のトップクラスのチームと(戦いたい)。ですが、そんなにたくさんはできないです。できそうな日程が3試合か、4試合くらい。それ以外はアジアカップの予選、東アジア選手権等で埋まっています。直前の練習試合を含めて、3、4試合がマックス。その中で2試合くらいはめどがついています。

ただ、W杯の組み合わせが決まらない限り、最終決定にはなりません。同じグループに入ったらキャンセルになるので。組み合わせが決まった時に(抽選会で)直接交渉をして決めたいと思います。そこ(抽選会)に来ていないチームはオフに入っているわけですから、良い試合はできないと思います。
(強豪国と試合をすることで)われわれがどうしてこういうことをしないといけないのか、勝つためにどうしないといけないのか、なぜこういうことを要求しているのかを、(選手に)肌で感じてもらいたいと思っています。

 □ スポナビより ワールドカップ出場決定 凱旋帰国会見


今後の強化試合については、監督及び選手には関係なく、協会の営業力、交渉・交力と言ってもいいかな?そこに掛かっていると思うのです。海外の強豪国と試合をするだけでは意味がなく、理想はアウェイの地で相手チームがベストメンバーあるいは80%以上のベストメンバーで試合に挑んでくれるような状況だと思うのです。しかし、現実的には、クリアすべき問題は多々あります。相手チームだけの問題ではなく、Jリーグのクラブとの関係とかね。でも、その全ては協会の力次第だと思うのです。

中村俊輔や長谷部のような選手は、自ずと所属クラブで揉まれていますが、「日本代表」というチームで考えるとそうではない。さらに、中澤や楢崎のような経験豊富な選手であれば、多少世界との差をリアルに感じているでしょうけど、五輪レベルであったり、親善試合のような経験ではやはり物足りない。何よりチームとしての問題点が浮き彫りにされないし、チームとしてのプラスの面もはっきりしない。

今回のウズベキスタンはあくまでもアジア・レベル。
W杯で戦うのは、ワールド・レベル。その差を(ある程度の)真剣な親善試合の中で知ることは大きな経験になると思うのです。はっきり言って先日のキリンカップ10回分にも匹敵するかもしれません。

同会見での中村俊輔のトルシエ時代のフランスに0-5で負けた試合の話が懐かしくも印象的だったと思いますね。(この試合は大きな分岐点でしたね)

繰り返しますが、なかなか難しい仕事でしょうけど、今後1年の代表の試合。
そのマッチメイクの重要性、その責任は、全部協会にあると思っていいと思います。
極端な話、俊輔が言うようなトルシエ時代のフランスとの敗戦くらい、衝撃があれば、このチームも大きく覚醒する可能性があると思います。もちろん、場合によっては崩壊する可能性もありますけど、W杯前であれば良しとすべきでしょう。


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4 コメント

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Unknown (九州っこ)
2009-06-09 21:47:52
代表がAWAYに行って、強豪クラブと練習試合をしたほうが身につくような気がします
後半、ウズベキスタンにいいようにされていたのが気になりますね
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オシムジャパンの終焉 (CSKA352)
2009-06-10 12:27:07
良くも悪くも岡田監督のチームになってしまったという意味でよくやっていると思います。

ベストでないウズベクに勝った事で今のやり方を進められると危険だと思います。

オシムがなぜ足元の巧さに目をつぶってまで山岸や巻や鈴木を使い続けたのか気付いて欲しいですね。
強い相手とやってみてはじめてわかることなので。

経験があるので大丈夫と思われると困る。
でも経験があるからコミュニケーションの取れる日本人監督だからきっと修正してくるはずだという期待はあります。
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コメントのお返事 (コージ)
2009-06-10 23:07:49
九州っこさん

こんばんは、お久し振りです。
そうですね、やはりアウェイで相手がモチベーション高い状態での対戦って大事だと思いますね。
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コメントのお返事 (コージ)
2009-06-10 23:09:44
CSKA352さん

もう今ではオシムの影すらなくなりましたね(苦笑)
やっぱり一サッカーファンとしてはオシムのままW杯に行ったらどうなったんだろう?って興味はありますけど。

結局はチーム力というよりは、個の力をもっと上げないと世界と太刀打ち出来ないかもしれませんね。
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