欲望まで愛せるか
土曜日の夜12時に友人と車で映画を観てきました。
直前になってREDと迷ったんですが、こちらを選択。それが誤った選択だったということは、
その時は誰も知る由もなかった…。ウォールストリートの感想です。
この映画は、ウォール街 という映画の続編ですが、
私は特に前作を見ないまま観に行きました。この映画のストーリーは、
金融業界の中心地である、ウォール街を舞台に金と愛を描いたもの。
非常に難解な映画で、金融情勢や金融の知識がない人にとってはつらい映画です。
基本的に用語の説明はされず、ひたすら専門語を連発されます。コレはキツイ。
ストーリー自体はわかるのに、映画内で行われる金融取引のハラハラさは全く伝わってきません。
特に経済や金融に興味がない人にとっては見る意味がない映画です。
予告編もうまく編集されていて、愛と金の狭間で揺れ動く心…みたいなのを観に行くと悲惨な目にあうと思われます。
さらに米国と日本の通貨も違うので、1億ドルがパッと日本円でいくらなのかわからないのも痛い。
ドルを日本円に換算しているうちに、どんどん映画は進んでいくので頭がついていかない。知識がない人にとっては…。
ということで、総評をすると知識がある人が観に行く映画…です。
ですが、ラブシーンもちょくちょく入るので 恋愛映画が好きで金融に詳しい人 向け。
同じくカップルでみる場合も、男性と女性が上の条件に当てはまっている以外は見ないほうがいいです。
間違ってみてしまった場合は、二時間以上映画館でメディアで見た知識を思い出すことになるでしょう。
愛する妻が死にました― だから私は旅に出ます。
もはや世界一のアニメーションスタジオである、ピクサーの作品。
カールじいさんの空飛ぶ家 をDVDを借りてみてみました。
個人的にはピクサーがアニメでは一番だと思っています。
愛する妻と死別し、余生は妻と過ごした家で暮らす…はずだったおじいさん。
だが、ある事件がきっかけで家を売り渡すことになってしまう。それを受け入れられないおじいさんは、
仕事で使っていた風船を使い、家ごと旅に出ることを選択する。目指すは妻と憧れていたパラダイスフォールに向かう。
あらすじはこんな感じ。
この映画で一番気に入っているのは、開始10分程度まで。
一人の人間がどのような夢を持っていて諦めるまでや、妻との生活、失っていく若さ…。
そういうものを10分で表現しているっていうところ。
もうここだけで完結しても一つの映像として通用するっていうのが凄い。
後半にかけて、おじいさんが意外な選択をしたり面白い部分は多いのだけど、
個人的には最初から10分がとても気に入った。
ギャグの面白さなんかは、正直微妙だったけど。
大人も子供も、むしろ大人が泣いてしまうピクサー作品って感じですね。