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皆様、こんにちは。
6月のラボ便りは、
卵子や精子の染色体異常についてです。
染色体には、
父親と母親から受け継いだ遺伝情報があります。
父親由来と母親由来の2本を一対として、
人では23対46本の染色体があります。
染色体の異常には大きく2つの種類があります。
1つは、
染色体の数変わってしまう「数の異常(数的異常)」です。
もう1つは、
染色体の一部が欠けたり重複してしまう「形の異常(構造異常)」です。
卵子では、
20~25%に染色体異常があるとされています。
この異常は卵子が成熟する過程の分裂(減数分裂)の際に生じ、
主に染色体の数の異常といわれています。
また、
女性の年齢が高くなると、染色体異常の発生率は高くなります。
精子では、
10%程に染色体異常があるとされています。
卵子とは異なり、
主に染色体の形の異常といわれています。
また、女性とは異なり、
男性の年齢が高くなっても精子の染色体異常率は10%程と変わりません。
胚(受精卵)では、
少なくとも30%程に染色体異常があるとされています。
しかしながら、出生児の染色体異常率は0.5%程です。
これは、
受精~妊娠~出産に至るまでの過程で、
異常をもった胚は成長が止まったり流産したりしてしまうためです。
そのため、女性の年齢が高くなると、
流産率も高くなります。
これから梅雨の季節です。
体調管理にはお気を付け下さい。
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