春先から初夏にかけて流行するもののひとつに「風疹」があります。
「風疹」とは、風疹ウィルスによる急性感染症です。
「風疹」の感染力は非常に強いです。
潜伏期間は2~3週間で、
発疹、発熱、リンパ節の腫れなどの症状が出ます。
風疹ウィルスに感染しても症状の出ない人もいれば、
症状が長引いたり重くなったりする人もいます。
2020年(あと3年後)の東京五輪・パラリンピックまでに、
日本国内で風疹を無くす事を目指すプロジェクトを、
「風疹ゼロ」プロジェクトと名付けています。
風疹ワクチンの予防接種を促すなどの啓蒙活動がなされています。
風疹に対する免疫が不十分な女性が妊娠初期に「風疹」に罹患すると、
風疹ウィルスがおなかの赤ちゃんに感染し、
「先天性風疹症候群」という障害を引き起こします。
難聴、心臓の病気、白内障、精神や身体の発達遅れなどの障害です。
この「先天性風疹症候群」そのものには治療法がありません。
そうならない為には、妊娠前に風疹ワクチンを接種する事が大切です。
妊娠しようと思う女性だけでなく、
同居されているご家族の方々(ご主人様をはじめとし)も、
風疹ワクチンを接種されておかれる事をお勧め致します。
風疹の抗体検査を受けられて、
免疫が不十分な場合は、「風疹」の予防接種を受けましょう。
時間がない場合、ワクチン接種前の抗体検査は必ずしも必要ではありません。
過去に風疹に感染した方々や、予防接種を受けた方々が、
再度予防接種を受けても、特別な副反応が起こるという問題はありません。
妊娠をお考えの皆様は、
風疹の流行前に、予防接種をお受けになられる事をお勧め致します。
目黒区在住で妊娠をお考えの方々とそのご主人様は、
公費負担でお受けになる事が可能です。
その場合は、抗体検査を受けて、その結果を診ての予防接種という流れとなります。
ーby事務長ー
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