4月のラボ便り
皆さん、こんにちは。
4月に入り、
暖かく過ごしやすくなりましたね。
今回は、
「精液検査」についてご説明致します。
「精液検査」とは、
提出していただいた精液を顕微鏡で観察し、
精液中の精子濃度や運動性などを調べます。
検査項目は以下の通りです。
・精液量 採取された精液の液量
・精子濃度 精液1ml中にどれくらいの精子がいるか
・総運動率 全精子の内、何%の精子が動いているか
・前進運動率 全精子の内、何%の精子が真っ直ぐ運動しているか
・正常形態率 何%の精子が正常な形であるか
・白血球数 精液1ml中の白血球数
この内のどの項目が、
基準値以下、以上であっても、
妊娠を妨げる原因となります。
検査結果が不良であれば、
睾丸検査や男性ホルモン値の測定を行い、
内服薬で体質の改善を図っていきます。
運動性が低ければ、
精子自身の力だけでは、
受精の場である卵管まで登りあがる事が出来ないため、
人工授精の適応となります。
さらに、
精子の数が少ない場合には、
体外受精の適応となります。
また、
精液検査の結果は変動するものですので、
一度の検査だけではなく、何度か行い平均値を診ます。
治療の方針を左右する検査です。
ご主人様は、どうぞ早めに検査されてください。
とくおかLCラボスタッフより
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