とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

不妊治療クリニック素朴な質問 その2

2011年04月12日 | 不妊

内診台にあがって検査が始まる時に、
「キカイが入りますよ~」などと言われるのですが、
その機械ってどんな形をしているのですか?

というご質問を頂く事があります。

本日のお写真の中央をご覧下さい。
中央の若干右下側に映っているものが「経膣プロ―ブ」という超音波機器です。
この「経膣プロ―ブ」という機器を通して、
超音波検査機器本体の上に付いているモニターに映像を映し出します。
このモニターと同じものが、患者さん側にもあるモニターに映し出される事となります。
「経膣プロ―ブ」は直径が2cm位(成人の親指大)で、先端が丸くなっている細い棒のようなものです。

当院のスタッフが持っているもの、
向かって左端から、超音波用ジェル、
このジェルをつけないと綺麗な映像を映し出す事が出来ません。
その隣が、使い捨てゴムカバー、
毎回清潔な使い捨て用ゴムカバー(相当長く伸びるもの)を、患者さん毎に付け替えます。

中央が、超音波検査機器と「経膣プロ―ブ」。

超音波検査機器の右側のスタッフが持っているもの、
こちらのドクター用ゴム手袋も、
毎回清潔な使い捨てゴム手袋を、患者さん毎に使用します。

なぜ婦人科は、経腹超音波(おなかの上から診る超音波検査)ではなく、
経膣超音波なのでしょうか?
超音波が出る部分を、より子宮や卵巣に近いところまで近付ける事により、
子宮や卵巣の状態がしっかりと明確に確認出来るからです。

ですので、婦人科にとっては、なくてはならない大切な精密機械です。

これは付け足しの話しですが・・・、
内診室に患者さんをお呼びする際、
内診介助スタッフが行う事は、
1.内診台のロールシーツ(患者さんが座るところ)を新しいものに替える
2.超音波機械の経膣プロ―ブに超音波ジェルを載せ、新しいゴムカバーを付ける
3.新しいゴムカバーを装着した上に超音波ジェルを載せる
4.診察終了後に、患者さん情報の超音波用紙を機械から切り取りカルテに貼る
5.使用済みゴムカバーを医師(←当院は)が外し、スタッフが超音波機器の情報をリセットする

という流れ具合になります。
検査といってもそれだけではありませんから、
ドクターのみではなく、
内診介助スタッフ達もパタパタと常に忙しく動いております。

とくおかレディースクリニック

コメント
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