とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

子宮内膜症・・・その2

2006年05月10日 | Weblog
本日も、”子宮内膜症”についてのお話をさせて頂きます。

”子宮内膜症”の骨盤内好発部位は、ダグラス窩(子宮と直腸の間の窪み)にて56%・卵巣にて54%・仙骨子宮靱帯にて45%・直腸漿膜にて18%・膀胱子宮窩にて6%です(これらは複数回答ですので、合計で100%という回答とは違います)。

”子宮内膜症”は、比較的若い年代で出産していない人に多いのに対し、内性子宮内膜症である子宮腺筋症は、出産を経験した40歳代の人に多いのです。

次に、”子宮内膜症”の症状について書かせて頂きます。
月経痛は88.3%、月経時以外の下腹部痛71.9%、腰痛57.4%、性交痛56.5%、不妊50.9%、月経過多50.0%、排便痛39.2%、吐き気と嘔吐29.6%、不正出血25.3%です(これらも複数回答ですので、合計で100%という回答とは違います)。

また、月経時には子宮筋を収縮させるプロスタグランジンという物質が子宮内膜から分泌されます。
この物質はすべての内臓の平滑筋も収縮させるので、子宮内膜症のそれぞれの臓器も同じように収縮させて痛みを起こすことがあります。

次回にもまた”子宮内膜症”について書かせて頂きます。

本日の貼付写真は、「つつじ」です。
5月は、まさに「つつじ」の時期ですよね。
また街中でいろいろな種類の「つつじ」を見つけたら、お写真を撮りたいなぁと思います。
「つつじ」といえば、根津神社が有名ですね。
根津といえば、「根津・谷中クリニック」が、お仕事をされていらっしゃる方むけのお時間で診療をされていらっしゃいます。
とても良い先生です。お近くの方は是非行かれて下さい。

「つつじ」の花言葉は、”自尊心” ”愛の喜び” ”節制” ”自制心” などです。
”自尊心”は大切ですよね。
”自尊心”があれば、人をうらやむ事もなく・人を妬む事もないのです。
人は人・自分は自分です。
それぞれが、自分の周りに迷惑を掛けずに、生き生きと生きていければ、それで良いのです。
”自制心”も大切ですよね。
所詮、人生は、我慢や辛抱あってのものです。
それは人生における気品の泉源でもあります。
ーby事務長ー
コメント
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