六本木画廊ブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

只今、改装中です。

2012-05-19 08:23:32 | 日記
只今、画廊のピンクのカーペットを剥がしています。

この画廊はビルオーナーが多目的ギャラリーとして運営されたものを居抜きで譲り受けたものです。


入居しているビルは、オーナー経営の店舗はもちろん、エレベーターの扉、画廊の鉄扉、屋内案内板など、

いたるところに華やかなローズピンクが使われています。時にオーナー自身もピンクのジャケットを素敵に着こなし、

トレードマークなのだと思われます。そのため、画廊のカーペットも当然ピンクです。


開廊準備期間中から開廊後も、このカーペットの色については様々なご意見・ご感想をいただきました。

確かに日本の画廊にはピンクのカーペットを使用しているところは自分の知る限りありません。

どうしても気になる方・案外気にならない方、共にいらっしゃいましたが、

今後もあらゆる作家・作品に対応するため、この度の改装決断に至った次第です。


実は多目的ギャラリーの前は半年ほどネイルサロンが入居しており、そのサロンをベースに画廊に改装しております。

そのため、カーペットの下にはネイルサロン時代のしっかりとしたフローリングが眠っていたのです。

そのフローリングを甦らせようというのが、今回の目的です。


しかし、問題はフローリングとカーペットを接着している強力な粘着剤でした。

内装業を営む親類に相談したところ、粘着剤は非常に取り辛く、床も使用する道具類も傷めがちな作業は、

業者が一番やりたがらない内容ということで、あっさり断られてしまいました。


これはもう自分でやるしかないと思い、様々な実験を繰り返していたところ、

インターネットを介した専門業者とのやり取りで、剥離剤の存在を知りました。


六本木と日本橋。

2012-05-07 11:38:56 | 日記
昨日は国立新美術館で開催中の国展に足を運びました。

先週日曜まで当画廊でグループ展を行っていた国画会「求の会」メンバーと、

来廊された会員の方々が出品されていることもあり、時間を掛けてじっくり拝見。


その後は大学時代にお世話になった澄川喜一先生彫刻展に伺うため日本橋高島屋へ。



15時から始まるギャラリートークを拝聴しました。

今年で81歳になられる先生ですが、2時間にわたって自らマイクを持ち、立ち続けてのトークはお見事。

デザイン監修された東京スカイツリーにこめた「鎮魂」や「美しいものを作りたい」という願い、

工事に携わった職人や技術者たちへの惜しみない賞賛、おまけの様に付け加えた新作・近作の作品解説など、

随所にジョークもちりばめサービス満点でした。


終了後は一言お話ししたくて待ち構えていた人たちが入れ替わり立ち替わり…。

我々夫婦も最後の最後でようやくご挨拶ができました。

そして高島屋の方のご配慮で図録にサインと記念撮影も。正直一瞬「えっ?」と戸惑いましたが、

せっかくのお気使いに便乗させて頂きました。






ミーハーですいません。そして先生ありがとうございました!


それから…6階の美術画廊にも足を運び、


藝大時代の水泳部後輩福島万希子さんの「陶展」と、「存在の美学」を堪能しました。