六本木画廊ブログ

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六本木画廊をご存じの皆様へ

2013-09-01 15:27:33 | 日記
残暑見舞い申し上げます。

既にご承知のことと存じますが、去る8月10日をもちまして六本木画廊は閉廊となりました。

急なことにて、関係各位におかれましては大変ご迷惑をお掛けいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

閉廊に当たり、画廊に込めた想いを少しだけ記しておきたいと思います。

若き日に生まれた想い-artを気軽に見に来られる「場」、artが人と人とを結びつける「場」、

作家に新たな展開が生まれる「場」、作家同士が交流を持てる「場」を作りたい。

そして、東日本震災があった後だからこそartの持つ力を信じ、広くその素晴らしさを分かち合わなければならない。

「作家と共に考え一緒に歩み続ける」を指針とし、日々新たな発展を模索する意気込みで、

六本木画廊は2011年8月28日、その一歩を踏み出しました。

それから約2年間、多くの才能ある作家と美術が好きな方々と出会うことが出来ました。

「六本木画廊」という空間を通し、作家同士の再会や新たな出会いが生まれ、

広がっていったことは、私自身にとっても、この上なく嬉しい日々でありました。

一方、一人で画廊運営に取り組んだこの2年は、自分自身の未熟・微力の程を痛感した期間でもありました。

努力を尽くしたつもりが足りないことばかり、結果が出せない企画展も多くありました。

このたびの閉廊をひとつの区切りとし、今後の課題と真摯に向き合ってまいりたいと考えております。

この画廊に出品して頂いた作家の皆様、足を運んで頂いた皆様、気にかけて頂いた皆様にあらためて感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

この2年間、とても濃密な時間を過ごさせて頂きました。ここで結んだご縁を大切に、新たな歩みを進めてまいります。

またいつか、どのような形で皆様に再会出来るかはわかりませんが、その時は笑顔でお会い出来ればと思っております。

それまで皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。


六本木画廊 滝本 徹