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彫刻グループ「ゼロハチ」展が日曜日終了いたしました。

2013-02-12 14:44:58 | 日記
日曜日に彫刻グループ展ゼロハチ展が終了いたしました。全員が22歳。現在、様々な美術大学で学ぶ学生たちで、同じ予備校で切磋琢磨したメンバーでもあります。今年の3月に卒業する者や昨年合格した者まで、環境は様々ですが、メンバー皆が現役の大学生というターニングポイントという点から、当画廊での発表を実現してくれました。

展示内容は、学校の課題で制作した作品や自宅で制作した作品、しっかりと完結している作品もあれば、可能性のある作品、まだまだ試行錯誤中の作品。但し、「彫刻」という概念では納まらない作品たちばかりで、見る側にとっては刺激となる会期でした。

メンバーの中には初めて画廊空間で展示をする者もおり、色々初めて尽くしのグループ展だったと思います。初日前日に何時間も掛けた作品の配置でしたが、初日終了間際になって納得出来ない気持ちから、再度配置換え作業を開始したり、照明の照らし方で意見が分かれたり、作品購入希望者が現れてからの価格決定や、来廊者に慣れない作品の解説をしてみたりと、短期間でしたが彼らにとってはとても貴重な経験になったと思います。

自分の経験上、受験結果を境に予備校時代の仲間とは疎遠になることが多かったことを考えると、同じ予備校で切磋琢磨したメンバーの集まりと聞いた時、当初不思議な感じを受けました。ですが、初日に卒業した予備校からお祝いの花が贈られてきたことや、会期中、多くの来廊した友人知人、受験シーズンで忙しい最中であるにも関わらず、美大の教授や予備校のトップ、講師、元講師が直接足を運び作品への厳しい意見や感想を述べる光景を見て、彼らメンバーの持つ人間性と可能性が、そうさせてしまうのではないかと思い納得しました。

今後も各々がその素質を自ら育て上げ、この美術の世界にある様々な概念をも打ち破り、未来を盛り上げていってほしいと強く感じました。

メンバーの皆さんお疲れ様でした。数年後がとても楽しみです。これからも期待しています。

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