ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

YAMAHA NS-10M修理 1号機

2021年09月12日 | オーディオ
懲りもせずまたジャンクスピーカーを購入しました。

今回買ったのは、世界一有名な日本製スピーカー! YAMAHA NS-10Mです!
世界中のレコーディングスタジオに採用された超有名スピーカーですね。
1976年から2001年まで発売されていたのですが、現在でも中古が大人気で結構な値段がします。
今回買ったのはジャンク品で、外観ボロボロ。スピーカーユニットはセンターキャップが左右共に凹んで、おまけに破れています。
しかも音を出して見ると、音域が狭い! 低音も高音も出ないし、紙臭いというか、拡声器音というかダメダメですね。。。。本当にこれが名機??

気を取り直してとりあえずレストアする事にします。
まずは凹んだセンターキャップを掃除機で吸い出して破れた所は変色しない障子用糊で補修。

黄色く変色したコーンは酸素系漂白剤で漂白。

今時のこの価格帯のスピーカーは印刷の木目なのですが、このスピーカーは贅沢にもリアル突き板なんです!
打痕の凹みにパテを塗り込んで、全体的にサンディング。
仕上げは木目を生かしたラッカー塗装。
印刷の木目ではこんなに綺麗に仕上がりません!

ネットワークの電解コンデンサを測定して見ると2倍近い容量を示しています。
容量抜けは聞いた事が有りますが、容量アップ??
まぁテスターで測定した値なので本当に合っているのかどうかわかりませんが、手持ちのコンデンサを測定するとちゃんと容量通りの値を示します。
調べてみると容量がアップする事も有るそうな。
どちらにしろクロスオーバー周波数が狂っていると思われるので、電解コンデンサを高価なフィルムコンデンサに交換しました。
変更前

フィルムコンデンサに変更後

しょぼいターミナルもバナナプラグ対応に交換。

エッジも軟化材を塗って柔らかくしました。


結構綺麗になりました!
レストが後の音にびっくり! 全然良くなりました!

メインで使ってるB&Wはしっとり艶やかな音ですが、YAMAHAは明るく乾いた真逆な音。
低域のスピード感も早い! この音は何処かで聞いたと思ったら、以前所有していたJBLの4312に近いキャラクターですね。
スピーカー探しの旅も一週回って4312に戻って来るとは・・・・・
4312も同じくスタジオモニター機なので、スタジオモニターってこんな音なのかもしれません。

結局気に入ってしまったので、しばらくB&WとYAMAHAの2台体制で行く事にします。

周波数特性も測定してみましたが、無響室では無いので200Hzより下は誤差だらけです。


このあとNS-10Mにはまってしまいまして、結局14台購入しました。
NS-10Mに関して色々わかってきましたので、ここにまとめました。

NS-10Mまとめ

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