ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

タイムドメインmini

2021年10月31日 | オーディオ
タイムドメインminiってスピーカーを買ってみました。

いや、その売り文句が凄いんですよ。
--以下いろんなサイトより--
生演奏に近い音が出るスピーカー
タイムドメイン

みなさん、いま、確実に、
「音」の歴史が変わろうとしています。

私たちは、「音」を様々なスピーカーから耳にしていますが、
その基本となる再生技術自体を、根底からひっくり返し、
生の音を忠実に再現することに命を燃やして、ついにそれを実現させた・・・・・・

かのビル・ゲイツが、この音を聴き、
「私の家の8千万の音響システムよりすばらしい」
と言わしめたスピーカー。

いままでのオーディオで聴き取れなかった低音も、
ピアニッシモまでもが、鮮明に聴こえてきます。


なんか凄そうなスピーカーなんですけど、怪しさ満載!
検索してみて下さい。色々書かれていますので。

しかし難しい単語を並べてますけど、そのために具体的にどのような対策を施したのか記載されていません。
単語の意味を知らない人だと、単語だけで腹一杯になるんでしょうけど。。
他を否定して、自社製品の優位性ばかり訴える宣伝方式も実に怪しい。
まるでオカルトっぽい健康器具の宣伝そのものです。

でもですよ。
あまりにも謳い文句が凄いので音を聞いてみたくなりますよね!
で、買ってしまいました。

内蔵アンプはカーステレオ用ICを使用。 
メーカー推奨回路そのものっぽい。
スピーカーも普通・・・
エンクロージャーはオーディオ用とは思えないプラスチック
ACアダプターは普通のトランス+ブリッジ回路の安物。

で音は・・・・・・がっかり。
低音も高音も出ません。
普通のPCスピーカーの音でした。
帯域からいくと音楽用よりは音声用に向いているかも。
せめて音像定位が凄いかと思ってましたが、これも普通・・・・
帯域が狭いので拡声器臭が酷く、原音に近いだなんてどうやったら聞こえるんだろう。

しかもはっきり言ってこの内容でこの価格はあり得ない!!
前回自作したPeerless PLS-P830985+NFJ謹製エンクロージャー+中華アンプの方が遙かに音が良い。

でもこの音を絶賛する人は多いんですよね。
私の耳の修行が足りないのか・・・

でもこれだけははっきり言います。
生の音を忠実に再現出来るほど音量を上げたら派手に歪みます。
いや、生の音ほどの音圧は出ません。
残念・・・
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Peerless PLS-P830985 スピーカーユニットと中華アンプ

2021年10月21日 | オーディオ
スピーカー自作の続きです。
今回はとことんお金かけず良い音狙います。

使用するユニットは最強の6cmフルレンジユニットとしてネットで騒がれているデンマーク製Peerless PLS-P830985です。

アンプはこれまたネットで騒がれている中華製デジタルアンプNobsound NS-10G。

こんなに小さくてBluetoothが付いてて出力50W+50W !! しかも¥3,000を切る価格!!
これ、安物にしては結構良い音しますよ。恐るべし中華
以前も書きましたが、最近のデジタルアンプは米国Texas Instruments製のチップが実装されており、これ使えば技術が無くてもそこそこの音が出せるんです。
出来の良い業務用スープを使ったラーメンみたいに・・

同サイズのスピーカーとしてSANWA SUPPLYのPCスピーカーと比べてみました。
SANWAスピーカーは「低音域を大幅に改善した豊かな重低音・・」とか売り文句ですが、自作のPeerlessと比べると話にならないぐらいショボいです。
今回自作のスピーカーは、小型スピーカーらしく音像定位もばっちりで、ニアフィールドで聴くと結構いけます。
しかもこのサイズで大音量流しても結構大丈夫です。
というか、大音量の方がバランス良く聞こえるのは寝室用スピーカーとして如何な物か。。
ちなみに普段使っているB&Wと比較すると・・・・いや。さすがに比較してはいけませんでした。
しかし価格とサイズを考えると素晴らしいです。
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NFJ謹製エンクロージャー MODEL-PLS

2021年10月18日 | オーディオ
スピーカー。 また作っています。
前回久々にスピーカーを自作して、作り方や塗装の反省をしていたら製造業魂に火が付いてしまいました。
こうやればもっとうまく塗れるとか考えていたら再び作らないと気が済まない訳で・・
同じ物作っても仕方ないので、今回は超高コスパ寝室用オーディオ目指します。
今回はMDFの切断と入手がめんどくさいので、NFJ謹製エンクロージャー自作キット[MODEL-PLS] を購入しました。

ペアで税込み¥1,262 しかも端子やケーブル、吸音材、ダクト・・・スピーカーユニット以外必要な物はすべて揃ってます。 安い!!
但しスピーカーの穴開けや塗装は自分でやらなければいけません。




前回余ったウオールナットの突き板を貼って、ニス厚塗りで木目埋めて、マット仕上げと行きたかったのですが、うまく行かず結局鏡面仕上げに・・・

塗ってはペーパーで落とし、塗っては落とし・・結局塗装に3週間かかってしまいました。


あっという間に仕上げてしまうプロって、やっぱ凄いです。
つづく・・
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YAMAHA NS-10MTチューンナップ

2021年10月06日 | オーディオ
NS-10Mシリーズの最終バージョンであるNS-10MTを購入しました。

今までのNS-10Mはユニットに微妙な差がありましたが、エンクロージャーやネットワークは全く一緒でした。
しかぁ~しこのNS-10MTはほぼ別物です。
 ・ウーファー:コーンの材質が違う
 ・ツイーター:エッジや形状が違う
 ・エンクロージャー:奥行きが深くなる
 ・密閉型からバスレフ型に変更

ツイーターも今までと全く違います

音ですが、基本的なキャラクターはNS-10Mと一緒で似てます。
バスレフと容量アップで低音モリモリとはいきませんが、全体的に厚みが出て普通のスピーカーっぽくなりました。
高域もす~っと伸びて解像度も良いです。
濃いブラックコーヒーにミルクを追加して飲みやすくなった感じでしょうか。

10MTの「T」はシアターの「T」だそうですが、確かに映画を見るには素のNS-10Mより絶対良いです!
ただ、スタジオモニターから何故にシアターに鞍替えしたのか????
音楽を聴くと、スピード感たっぷりでボーカルやドラムのスネアがど~んと前に出てくる感じが薄くなり、ちょいもやもやした感じが残念。。
サブウーファーを付けたら素のNS-10Mの方が良いかな。
解像度どうのこうのとなればメインのB&W707S2の方が断然良い訳だし。。
まぁ、サブウーファー無しで、1台所有しろと言われると断然NS-10MTですが。。
(実は素のNS-10Mをサブウーファー無しで聞くのは辛い)

今回もとりあえず分解です
バスレフになったからでしょうか、吸音材が殆ど入っていません。
しかも今まで見たスピーカーに比べても吸音材が少ない。。。

びっくりしたのはこのネットワーク
ベニヤ板!?
ベニヤ板に張り付けですよ! 自作か!

おそらく製造が海外に移転したので、製造の工数が増えても開発イニシャル費用を抑えた結果がこれなんでしょう。
ただしケーブルは良い物に変わっています。

コンデンサーの容量が変わっていますのでクロスオーバー周波数も変わっているみたいです。
ツイーター用コンデンサーは相変わらずU-CONというメーカーですが、4.7μFに変更されています。
こんな大きな電解コンデンサーで4.7μFという事は耐圧を大きくして等価直列抵抗(ESR)を小さくする事が狙いなんでしょう。

今回の新兵器はESRが測定出来るLCR測定器を購入しました。
測定してみると確かに電解コンデンサーとしてはESRは小さいですが、フィルムコンデンサーと同等かそれ以下。。。。
容量は4.7μFのところ、劣化で5.5μFに増えていました。
初めから劣化が少なくESRが小さいフィルムコンデンサーを付けておいて欲しいけど、ベニヤ板ネットワークでコストダウンしてる所を見ると・・・・無理か。


ちなみに前回も書きましたが、劣化で容量アップするパターンも有るそうです。
コンデンサーの容量CはC=εS/dなので、電解液が抜けてディスタンスdが小さくなってCが増えると言う事なのかな??

ま、いつもの通り電解コンデンサーをフィルムコンデンサーに交換。
エンクロージャーやユニットは綺麗でしたので、何もせずそのまま。

コンデンサー交換後はちょっと明るい音になったような気がします?
ついでに吸音材も入れておきましたので、低音もすっきり良い感じに近づいたと思います。

コンデンサー交換前

コンデンサー交換後

こんな感じ


NS-10Mに関するまとめを製作しました
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NS-10Mまとめ
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YAMAHA NS-10MX レストア

2021年10月01日 | オーディオ
今回はNS-10MXを購入しました。
NS-10M PROの後継機ですね。

状態は
 ・音:結構まとも
 ・ウーファー:無傷。綺麗。漂白不要! エッジも柔らか
 ・ツイーター:綺麗
 ・エンクロージャー:少し擦れてハゲ有り。深い傷無し。


今回はさすがに比較的新しいだけあって、やっとまともな音のスピーカーが来ました。
鳴らしてみると、このままでNS-10Mの音がします。
とはいえ分解してみます。

NS-10MXの大きな変更点は防磁型になった事です。
まずはウーファー
左がNS-10MXのウーファーです
表面は今までと一緒ですが、キャンセルマグネットが付いて大きくなっています。

次にツイーター
右がNS-10MXのツイーターです。
これもマグネットがでかくなっています。

大型マグネットに対応してフレームも大きくなっていますが、中のドーム部分は以前の物と同じに見えます。
あと保護用ネットが無くなっています。

ネットワークはコンデンサー交換前の写真を撮るのを忘れましたが、素のNS-10Mと全く一緒です。
但しターミナルだけはNS-10M PROと同じ物です。

いつものごとくツイーター用コンデンサーを測定して見ると3.1μF
さすがに今までの物より新しいので劣化は少なそうです。(NS-10Mのコンデンサーとしては)
それでも規定値では無いし、劣化が始まっていますので交換します。

レストア内容は
 ・ネットワークのコンデンサーをフィルムに交換
 ・エッジにブレーキフルード
 ・エンクロージャーを軽くサンディングして塗装。

レストア後も音はあまり変わりませんでしたが、明らかにNS-10Mの音です!
NS-10M Proと比べてどうかと言うと超微妙に違うんですけど、言葉でどう表現すれば良いのでしょう・・・?
良い悪いというよりは好みの問題です。(私はMXの方が好きかもしれません。微妙ですが。。)
あまりにも微妙なので設置の差とか個体差とかそんなもんかもしれません。
NS-10Mに比べると高音がすっきりしています。
ま、これも好みの問題だと思いますが

周波数特性を比べて見ると、コンデンサー交換後は特性がフラットになってます。
自分の耳では違いがわかりませんでしたが、ちゃんと良くなってるみたいです。
レストア前

レストア後

結構綺麗です


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