ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

YAMAHA NS-10M STUDIO 前編

2022年04月24日 | オーディオ
もうですね。。
NS-10Mは卒業したはずだったのですが・・・
とうとう12台目のNS-10M。
しかもSTUDIOが我が家にやって来ました!
バカです・・・
10Mシリーズコンプリート記念にレストア前の画像アップしておきます。
最近は自転車の改造に労力と場所を取られていますので、このSTUDIOがレストアされるのはちょい後回しになりそうですが。

残念ながら右側ウーファーのセンターキャップに凹みが有りますが、それ以外は程度が凄く良いです。
特にエンクロージャーは奇蹟的な綺麗さで、音もまぁまぁ。
レストアですが、センターキャップ吸い出しとコンデンサー交換とエッジ軟化ぐらいにとどめておこうかと思います。

NS-10M PROと並べてみました。
違いはウーファーの向きとサランネットが無いだけなんですけど、何故かSTUDIOの方が人気高いんですよね。

この状態での音ですが、レストアされたPROに比べると薄っぺらい音です。
まぁレイアウトの差による所もありますが、おそらくコンデンサーとエッジでしょう。
(何故か上の段に置くと高音が盛り上がって音が左右に広がるんです。リスニングルーム欲しい。。号泣)
つづく・・
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NS-10M レストア エンクロージャー編

2022年04月12日 | オーディオ
NS-10Mレストアエンクロージャー編です。
これもそんなにノウハウは無いし、あまり写真も残ってないのですが、とりあえずアップします。

まずはNS-10Mのエンクロージャーを解説。
今時のエンクロージャーの殆どは木に木目調などのシートを貼り付けた物が殆どですが、NS-10Mはなんと本物突き板+黒色塗装なんです。
今では高級スピーカーにしか使用されていない突き板を当時こんな安価なスピーカーに使用していたなんてすげ~贅沢です。
今まで私が所有したスピーカーの中で突き板仕様はこのNS-10MとB&WのCDM1だけでした。
JBL 4312は黒色シートでしたが、あれはあれで業務用っぽくて良かったです。

しかしですね。
木目を生かす為かもしれませんが塗装が薄い!
使っているとすぐ禿げるんです。。
年老いたNS-10Mの殆どはこんな感じ。


レストアは古い塗装を落として新しく塗るだけです。
車や楽器の塗装と比べて、目止めやプライマーやプラサフやクリアーなんて必要ないですから簡単!

殆どの個体は底面、天板、側面の4面を塗れば綺麗になりますが、酷い物は前面も塗ります。
4面の場合は前面、背面にマスキングをします。
5面の場合はさらにスピーカー部分と「YAMAHA」銘板もマスキングします。

凹んだ所にはパテを盛ります。
浅い部分はペースト状のパテが使いやすいですが、深い傷や欠落した部分には練るタイプのエポキシパテがカチカチに堅くなるので便利です。
乾いたらカッターナイフで大まかに整形します。


マスキングが終わると紙やすりで古い塗装を取り除きます。
元の塗装が残らないぐらい取り除いた方が仕上がりが良い気がします。
軽くサンディングも行いましたが、木目が消えてしまう事が有りましたので、木目が出てくるぐらい取り除いた方が良さそうです。
正面は銘板が有りますのであまり深くはサンディング出来ません。


サンディングが終わると塗装です。
私は下処理無しでそのまま塗ってました。
塗料はラッカータイプです。
楽器なんかは音の響きが良いとかでラッカーが最適とされていますが、私の場合は単に耐久性と、薄く仕上げる事が出来るので木目を生かすには最適かと。
出来れば暖かい時に塗装した方が木目が出やすいと思います。
また厚く塗りすぎると木目が無くなりますので、塗りすぎに注意!

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