ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

古寺の旅

2006年08月11日 | マイナーな旅
広島県府中市上下町の山里にひっそりたたずむ龍洞山安福寺に行ってきました。
郷愁誘う風景の中にひなびた古寺を見ると、何とも気持ちが安らぎます。
この辺はアヤメが有名で、この安福寺にも沢山のアヤメが植えられ、別名「あやめ寺」とも呼ばれます。
すぐ近くには「あやめ荘」という温泉施設も有り、開花する6月には沢山の観光客がやって来ます。

これが安福寺です。


普通のお寺なのですが、入り口の所に受け付け??らしき小屋が有ります。
6月に開催される「あやめ祭り」の時はここで受付するんでしょうね。


本堂へ向かう途中、なにやら南方系の寺院を想像させるトイレ発見。
中に入ると湾曲した鏡が貼り付けて有ります。(ビックリハウス??みたいなのに有りがちな鏡)
テメーの歪んだ心を見よ! とでも言う意味でしょうか?
屋根の上に取り付けられた九輪の一番上は、汲み取り式トイレでお馴染みの風力式排気口??が取り付けられています。
素晴らしい~~(排気口までゆがんでるけど・・・)


上にあがると、なんじゃこりゃ!?
お寺に似合わない不自然なアーチ。


本堂の前にはアヤメの植えられている畑が広がり、その中央には芝生の広がる公園が有ります。
公園の前には田園ステージ?? なにやらステージが有ります。


田園ステージです・・・・・・・??


上から見るとこんな感じ。
ステージなのに、何故かブランコと水車とテーブル・・・??
遠目に見ると観覧車っぽくて良いのですが・・


田園ステージから上を見ると、お土産売り場、ひょうたん展示場、無料休憩所が有ります。


これでおわかりかと思いますが、ここの住職さんが自分で作り上げた手作りテーマパークなんです。
上下町版の「ネバーランド」とでも言いましょうか・・・
文句なく素晴らしい! ブラボー!

こちらは中国風の庭園で、中央は池になっています。
真ん中には何故かミニチュア五重塔。手前には木製の船(池は超浅いのに・・)
向かいにはなにやらアメリカンな小屋も見えます。


この橋は怖くて渡る事が出来ません・・・朽ちてる。


ここにもボートが・・・・


ごめん下さ~~い! 誰もいらっしゃいませんかぁ~?
ここはひょうたん展示場で、その向こうがお土産売り場となっていますが・・・
誰もいらっしゃらないようで・・


これより先は「民俗資料館」となっております。
入場の際は赤い筒の中に¥100入れて、自分で照明のスイッチONするだけ。
「台風19号災害復旧資金入れ」と書いてある物も見えますが、台風19号って・・・十数年前ですよね。(^^;)


これは昔の農作業を再現した物ですね。
何故か懐かしい農機具なんか置いてあったりして・・・(>_<)


知ってるよこれ・・・
これは足踏み式の餅つき機。
ああ・・懐かしい。(>_<)


この赤ちゃんだけ妙にリアルで怖いんですけど・・・


その奥の部屋は真っ暗で何も見えない・・・・
良~~~く見ると・・・\(>o<)/ギャーッ!
人影だぁ~~
カメラのフラッシュを焚いて見ると、五右衛門風呂に入浴中の由美かおる・・・嘘
それにしても顔より遙かに大きなオパーイですね。
何カップ?
これも和尚さんの趣味???


第二展示場は「戦時資料館」となっております。
まずはいろんな兵隊さん。


出征する人も見えます。


従軍看護婦に女子挺身隊・・・
看護婦さんだけ何故か可愛い顔。これも住職の・・・?


三八式歩兵銃???
大砲の弾や、手榴弾も展示して有ります。


ヤカンに飯盒にラッパ・・・・
他にも血染めのシャツなんぞ有りましたけど、写真は自主規制で。。


原爆投下直後を再現した物です。
ガラスが有るので反射して見えにくいのですが、下には瓦礫の下敷きになったマネキン・・・
下手なお化け屋敷より数倍怖いです。
こんな場所に夜一人じゃ絶対ムリ!


第三展示場は「ふるさとの家」です。


リアルな民家です。
昔は誰か住んでたのでしょうね。
縁の下には金網。これはニワトリ飼ってたのでしょう。
玄関入ると土間が有ります。
んんん~~~何故懐かしいんだ・・・(;´д`)


牛も居ます。
ん~~ちょっと牛小屋とは違うなぁ。


家の中です。
いろりが見えますね。
それにしても酒ばかり・・・・


展示場はこれで終わり。
出口近辺では七福神がお出迎え。


虹も見えてきて・・・


これは農作業小屋? ただの餅つき小屋??


いやぁ~~本当はもっともっと貼り付けたい写真が有るんですけど・・・きりがないですね。
良い物を見せて頂きました。ネタ的にも素晴らしい~~!
このテーマパークのテーマは「あやめ」「ひょうたん」「戦争&平和」「昔の思い出」「オパーイ」・・・
沢山の人に来て貰って楽しんで貰おうという住職の人柄が伝わって来ますし、なんたってプロが企画したテーマパークではあり得ない暖かみが有ります。
本物テーマパークではあり得ないセンスと完成度と「何でも有り」って~のも良いですけど・・・
古き良き時代、悲惨な戦争、花の美しさ・・住職の経験して来た事や伝えたい事をここまで再現して後世に残す・・・素晴らしい事だと思いませんか?
伝える事に情熱を注ぐ・・・住職の仕事そのものです。

しかし・・・・・・誰も居ませんかぁ~~? (;´д`)
コメント (7)
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