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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧34 木村 優人(霞ヶ浦)投手

2024-12-05 13:26:25 | 状況説明

木村 優人(ロッテ3位)投手(霞ヶ浦出身)

蔵の入団前評価:☆☆☆(上位指名級)

 

正統派の右投手といった感じで、関東屈指の素材でした。右打者の外角クロスへの球筋が良く、腕の振りの見分けが困難なスライダーに威力がありました。そんな木村投手の一年目は、高卒ルーキーということで一軍での登板は無し。二軍では、11試合(19回) 0勝2敗0S 防 2.37 と安定。高卒ルーキーとしては、順調なスタートを切った気がします。何度かシーズン中に見ましたが、高校時代よりもボールも強くなっていた感じがしました。

もう少し数字を細かく見てみると、19イニングで被安打は22本と、投球回数を上回っていました。いつも言うように、被安打の目安は、投球回数の80%以下ということで、これが100%を越えているというのは打たれすぎ。これは、高校時代から指摘する、合わされやすいフォームを修正できていなかったのではないかと考えられます。そのため、まだまだ二軍の打者相手でも投球が苦しかったことを伺わせます。それでも四死球は4個で、四死球率は 21.1% と非常に少ないです。四死球率は、投球回数の1/3(33.3%)以下が目安となるので、安心して見ていられるコントロールはあったのでしょう。一方ので三振は14個で、1イニングあたり 0.74個 とさほど多くはありません。三振の目安は、先発ならば 0.8個以上、リリーフならば 0.9個以上 ということで、まだ決め手があるといったほどではありません。それでも、防御率を 2.37 でまとめられたのは踏ん張りが効いていたことと、余計な四死球が少なかったことが大きかったように思えます。

被安打の多さや三振率の低さからも、まだ防御率ほど絶対的な内容ではなかったことが伺われます。それでも、高卒ルーキーとしては、順調なスタートを切ったのではないのでしょうか。2年目は、二軍でローテーション投手として実績を作り、3年目あたりには一軍の先発争いに加わって欲しいところであります。

蔵の印象:◯ (順調なスタートをきった)

 

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