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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧97  中村 貴浩(九州産業大4年)右翼

2024-02-28 20:30:37 | 状況説明

中村 貴浩(広島育成2位)外野手 (九州産業大出身)

蔵の入団前評価:(下位指名級)

 

守備・走塁には特徴がなかったものの、パワフルな左打ちの強打者で、打撃能力には光るものがあり (支配下級)の評価をしてみました。そんな、中村選手の一年目から支配下登録され、一軍で 15試合(34打数) 0本 3点 1盗(0失) 打率.176厘 といった内容に。2軍では、82試合(291打数) 8本 36点 0盗(2失) 打率.244厘 といった成績を残しました。

まず、一二軍合わせ 97試合で325打数の経験を無事積めたことは評価したいポイント。また、早々支配下を獲得し、一軍を経験できたことも収穫は大きいです。ただし、2軍での打率が.244厘と、大卒ルーキーの目安である打率2割5分に満たなかったのは残念。8本塁打の長打力を示せたことは大きかったのですが、確実性に課題を残していることがわかります。また、走力は期待していなかったので、こんなものかと。それ以上に、外野手で78試合で4失策は多すぎるように思います。このへんは、守備にはかなり課題があったことが伺えます。

もう少し2軍成績を詳しく見てみると、291打数で67三振。三振比率は、23.0% と、そこまで低い数字ではありません。一軍を意識するのであれば20%以下が望ましいのですが、彼のような長打を売りにする選手であれば、25%以内ぐらいまでは許容範囲かと。四死球は16個で、四死球率は 5.5% と低い方が気になります。このへんは、ボールが充分に見極められていなかった、見えていなかったとも考えられ、2年目以降も何処まで成績を伸ばして行けるかは微妙です。

ことルーキーイヤーとしては、長打力を示し支配下登録されたという意味では、合格点だったと評価します。ただし、一軍では実績を作れずに終わったことや、ファームでの打率の低さなどが、今後にも響かないか気になるところではありました。また、もう少し守備でも無難に守れる安定感を身につけ信頼を勝ち得て欲しいところです。

蔵の印象:◯ (好い滑り出しだが資質を伸ばせて行けるか?)

 

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