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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧39 鈴木 叶(常葉菊川3年)捕手

2024-12-10 12:37:56 | 状況説明

鈴木 叶(ヤクルト4位)捕手(常葉菊川出身)

蔵の入団前評価:☆☆(中位指名級)

 

地肩の強さとパワフルな打撃が魅力の選手でしたが、捕手としては結構粗っぽい選手で、その点が気になっていました。高卒ルーキーながら、一軍で 2試合(4打数)打率.500厘 と起用され、期待の高さが伺われます。また、二軍では、57試合(184打数) 2本 20点 1盗(1失) 打率.196厘 といった内容でした。

まず、一・二軍合わせて59試合(188打数)は、捕手というポジション柄考えれば(基準は200打数以上)、こんなものだったのではないかと思います。打率.196厘は、高卒ルーキーの目安である打率2割越えにはなりませんでしたが、この辺も捕手という守備重視のポジションや、元々対応力には粗さがある素材だったので、こんなものだったのではと思います。

捕手としては47試合、失策も1個で守備率も.993厘だったということで、キャッチングに大きな穴は無さそうです。チームでも、橋本星哉に次ぐ出場で、期待の高さとある程度実戦で使えるレベルにあったことが伺われます。もう少し打撃成績を細かく見てみると、184打数で44三振。三振比率は、23.9%。一軍を意識するのには20%以内にはしたいところですが、高卒ルーキーとしては平均的な数字です。四死球は7個で、四死球比率が 3.8% と極端に低いのが気になります。積極的に早いカウントから打ちに行っていたのもあると思いますが、ボールが見えていなかった可能性もあり、もしそうなると将来的にも打率の大幅な向上は厳しいかもしれません。

そのため打撃に関しては、来年必ず伸びて来るとはいい切れず、そのへんは気になるところです。それでもファームでも一定数の出場を確保し、高卒ルーキーながら一軍でも抜擢されるなど、首脳陣に良い印象を与えられているのは確か。そういった意味では、及第点を与えられるルーキーイヤーではなかったのでしょうか。

蔵の印象:△ (成長を何処まで望めるか?)

 

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