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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧41 泉口 友汰(24歳・NTT西日本)遊撃

2024-12-12 13:21:48 | 状況説明

泉口 友汰(巨人4位)内野 (NTT西日本出身)

蔵の入団前評価:(下位指名級)

 

フォア・ザ・チームができる選手で、こういった選手がチームにいるチームは強いと、ずっと言ってきた選手です。レギュラーを期待されるというよりも、門脇や吉川のバックアップ・刺激剤的な役割が、入団前から想定されていた選手です。特に、守備に関しては、ある程度一年目から一軍でやれるとみていました。

そんな泉口選手の一年目は、一軍で 66試合(164打数) 1本 9点 1盗(0失) 打率.201厘 といった内容でした。ちなみに 二軍では、23試合(77打数) 0本 9点 2盗(2失) 打率.286厘 といった成績でした。まず、一・二軍 合わせて、89試合で241打数を経験できた点は評価できます。一軍でも多くの出場を果たし、打率.201厘は、最初の想定どおり少し打力が弱いのでこんなものかと。守備では、二塁としては1試合(守備率1.000厘)、三塁としては4試合(守備率.875厘)、遊撃としては48試合で守備率.989厘 と高い安定感を示しました。信頼できる遊撃の守備率は.970厘なので、その点では充分合格点です。ちなみに出場数には差がありますが、門脇選手が 107試合で守備率.969厘 だったので、安心感は泉口選手の方がかなり高かったのでしょう。そういった守備での信頼感は得られた一方で、中の上 ぐらいと評価していた走塁に関しては、もう少しやれるかなとは思っていました。常時出ていたわけではないので、そこまで積極的にはなれなかったのかもしれません。

もう少し一軍の打撃成績を見てみると、164打数で24三振。一軍での三振比率が 14.6% なのは大変優秀です。それだけ打てると思って振った球がバットがボールに当たったり、ボールだと見逃した球がボールと判定されることが多かったということで、レベルの差に大きく戸惑った感じはしてきません。一方の四死球は19個で、四死球率は11.6% 。これも二軍での基準が10%以上なのを、一軍でクリアできている点は大きいです。それだけボールが見えていた、見極められていた可能性が高いわけですから。そのため、打率は低くても、出塁率は.280厘 まで引き上がります。これだけの三振比率の低さと四死球率の高さでも打率が低いのは、ボールを打ち返すだけの技術がなかった、あるいはプロレベルの球を打ち返すだけの筋力が足りなかった可能性があります。この点は、今後身体がプロ仕様になるに従い、改善される可能性は高くなります。

来年レギュラーを狙えるかと言われると物足りませんが、今年同様にレギュラー陣のバックアップ、刺激剤という役割を期待できそうな内容です。ドラフト2位でアマトップクラスの浦田俊輔(九州産業大)も加入するので、競争はいっそう激化しそうです。ことルーキーイヤーとしては、合格点を与えられる一年目ではなかったのでしょうか。

蔵の印象:◯ (2年目以降の上積みがあるか?)

 

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