雪、
京都に二度目の雪が舞いました、
冷たい小さな塊となってひら・・落ちてくる雪は私の命のぬくもりの中で哀しそうに融けていきました。
そう積もることのない牡丹雪・・・
雪は乾いた器の上にうっすらと積もり、数秒間の存在感を示し、
朝の弱々しい日差しの中で一粒の涙を残して消えていきました。
雪
明けてから初めての雪
二度目の雪も空から天使の羽毛となって
ふぁ・・舞い降りて
冷たい感触だけを私に . . . 本文を読む
倒れてから7日目、
食だけは戻って来たけれど身体は中心の中で喘いでいる。
人間なんてどんなに強がって若さを堅持しても、見えないミクロンの攻撃を受ければひとたまりもないのが人間。
身体に悪い、やめよう、控えよう・・・そう解っていても、目の前にぶら下がる誘惑には勝てない愚かなひとり。
「人は弱い葦である」たしかに、そう思って私はその一歩を踏み出す。
ガーベラ
細い花びら
覚める様な花色
裸体に近い . . . 本文を読む
再発、
人の病気は突然という事はない、そう思い知った年末から正月の悪夢。
「ヤバイ!」そう思った前兆の小さなアクシデント、そのために身体をコントロールしながら過したけれど、病気は容赦なく的を突いてくる。
彼らの攻撃に対し抵抗したけれど堪えきれずに崩れるように落ちた身体、
人はやはり勝てない、そう思い知った7日間戦争。
七草
冬枯れ
・・・
綺麗な濃淡の緑の根菜たち
ほろ苦いいい香り
優しいあの . . . 本文を読む
2011年、
私はこの時間のなかで生かされている。
悩み、悔やみ、挫折しながらいろんな人に助けられ、喜びを貰い、時には別れに涙して、
いま、また新しい一ページをめくる。
すべてが自分100%で生きているのではない、いろんな人の関わりによって私はいまを楽しみ、喜び、生きている。
新刊
新しいページは12枚の白紙
何も書かれていないし
何も構想も決まっていない
開封したばかりの新鮮な香りの白紙
今 . . . 本文を読む