三度、
今年に入って再びの雪、昨日はまだ青空が広がって雪雲の影さえ感じなかったのに、
夜半に舞ったのだろうかうっすらと雪が積もっている。
そのせいか空は曇天の重い雪雲、少しバランスが崩れると雪になりそうな雰囲気、
その雪雲を割って差し込む日差しはいまだに阻まれて寒い、
この分だと市内の北側の山沿いは雪か・・・
雪に覆われた金閣が美しい、いい表情をみせる雪の朝である。
雪
深々と空から舞い落ちる . . . 本文を読む
個性、
私が日曜、家でごろ寝しているときによく見る番組がふたつある、それは遠くに行きたいと題名のない音楽会である。
特に楽器の弾けない私は好んでこの番組を旅先でも見るようにしている、
楽器演奏というのは、この様々な個性が互いにその個性を主張しながら、ひとつのテーマに纏るところがいいと思うひとりである。
鉢の花
古ぼけた家の窓際で
鉢植えのシクラメンが咲いている
花
・・・
鉢の中で窮屈そう
. . . 本文を読む
雪が舞いそう、
雪の降らないこの町では珍しい雪空、
予告する一面を覆う冷たく重い鉛色、いつもの青と雲は閉じられ、重く圧し掛かる空が風を止め、今にも吐き出しそうな雰囲気を展開している。
このまま気温が下がって行けば夕方には雪になりそう・・・
最後の雪になればいいけれど、そうは行くまいと空が暗示している。
空色
この色この雰囲気
私の生まれた故郷の冬の空色
懐かしい
故郷へ回帰させる空色
哀しい . . . 本文を読む
いっぱいの珈琲、
年が明けてから断っていた珈琲、いつも朝のFMを聴きながら、薄汚れた窓から差し込む太陽の日差しを見ながら口に運んだ珈琲。
いつもインスタントが多い私だけれど、今日の優しい和んだ陽射しを窓から感じると、
今日は時をかけてレギュラーを入れ、久しぶりに小春めいた暖かさをカップに注ぎ、
時を遅らせながら楽しみたい。
芹
春の七草のひとつ芹
花は小さくお世辞に綺麗とは言いがたい一花
春の . . . 本文を読む
寒空、寒波が居座り寒い日が続いている、
すべての動きを静止させるような空、風の流れ、冷気が身体を抱きしめるように襲って来る冬の末期・・・
たしかに暦の中では冬も終わりに近いけれど、
草木の芽吹き、つぼみのふくらみには程遠い冬の最中、
私の心も凍てついたままである。
薺
私ベン・・草
なぜ
私のこと知らないの
風にゆれたときの音から
三味線のバチに似ているから
名前が付けられた
薺
私
そん . . . 本文を読む