夏椿
樹木の花空、微妙な雰囲気一雨あるかな・・・それとものままかな?樹木の一花、秋には実がなるアラカシ、初夏の頃に葉が生まれ変わり、優しい葉色と透けた黄緑の一葉の小枝に房状に咲く花、.....
夏椿
山中に自生し6月から7月にかけての梅雨時期に咲く夏椿、
私の住むこの京都では沙羅の樹として花が咲き始めると花を見る人で混雑するが、釈迦入滅の際、四方に植えられていた沙羅双樹が枯れたと言われている沙羅の樹とこの夏椿とは違う、沙羅双樹は日本では育たない。
この梅雨時期、古刹などで花を咲かせるのは沙羅の樹でなく夏椿である。
夏椿
梅雨時の山中で
雨に濡れひっそり咲く夏椿
濃い樹木の緑のなかで
灯りとなって浮かぶ
愛らしいすっきりした白色の綺麗な花
花弁は五枚
花の散りは椿と同じ
花ごと落ちて
活けられたように置かれる
夏椿
悲哀
言葉になる一輪。
雨に濡れ 白色濁る 夏椿
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