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四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

生きものの異変(琵琶湖の魚たち)

2008-05-22 | Weblog

私は一度、琵琶湖のダム問題でこの湖のことに触れましたが、いま。この湖の固有種が、温暖化、外来種の影響で個体を減らしているのである。

この琵琶湖。ある意味で海である。
山々の雪解け水を集めて流れ込む河川が、一旦この湖で川として終わるのである。
普通なら各河川に生息している魚が、産卵のため海に下るわけですが、
琵琶湖の場合、湖が海であり産卵場所である。
そのいい例がこの琵琶湖に住むアユである。このアユ。海に下らず琵琶湖で産卵して、各河川に遡上するのである。
その遡上するアユが、河川の途中で水の絶ち消え、涸れにあい、
大量死するという現象が起きている
今の琵琶湖の問題点は
 温暖化による雪の降雪量の減少。
 水質汚染や外来種の増加。
 開発による産卵場所の減少―。
生き物の宝庫であった琵琶湖で、異変が起きている。さまざまな原因が推測されるなか、水温上昇の影響も注目されている。
近年。琵琶湖の周辺に降る降雪量が減り、その結果雪融け水が少なく、
表面水温が下がらない現象が起きているのである。
その結果、その水温上昇による弊害が起きている。
その問題点とは、
 冬場に起きる垂直方向の湖水の対流が発生しない
 湖底が酸欠
 ホンモロコ産卵に対する影響
しかもこれらは表面水温が十分に下がらないために、起きていると考えられるのである。
「水温が上がれば、固体が大きくなるものや逆に小さくなるものなど、魚種ごとの産卵時期によっても推測される影響はさまざま」と言えるのである。

果たしてこのような状況に置かれている琵琶湖の河川に更なるダムが必要なのか。
このまま温暖化、汚染、開発、外来種の増加が進むと、ますます琵琶湖の固有種が減少し、
やがて全滅することになる。
そのいい例が、ホンモロコ、二ゴロブナ、ビワマス、イサザである。
綺麗、素敵などで外来種の魚類等をせがまれたりして飼うのは構わないが、きちんと最後まで責任を持って飼い、ましてや大きくなったから、飽きたからと言って、
安易に捨てるのは止めて欲しい、これらも環境破壊であることを知って欲しい。
私も釣りをするが、外来種は釣り上げた以上リリースしないで、
釣り人の責任で、処分をして欲しいものである。
外来種については肥料などの用途を含め、食料としての製品化も考えて欲しいと思う。

「生きものの異変」今回で一旦終了です。ご愛読ありがとう御座いました。
尚、文献はサンケイ新聞を参考にさせていただきました。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (あーすねっと)
2008-05-22 19:24:05
お疲れさまです
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