舞台の終わり
山茶花の終演花の終わり花の終わり花の終わり寒椿冬、花の少ない冬、それでも町の花屋には色とりどりの花が並び、冬と言っても暖かい所から届けられる花たちで寂しい花屋にはなっていない冬の花......
冬の終り
立春が過ぎ「冬は終りか・・・」そう思うなかで春というImageはなかなかわかず未だに心身が冬を引きずる。
そのなかで唯一「春が来ている」そう思う遮りのない枯草に蔽われた丘陵地、
弱めの陽射しがセピア色に染まる丘陵地全体を温めるように照射されるなかで萌えるオオイヌノフグリの小さな花たち、まだその広がりにも勢いはなく花も疎ら、
その小さな花たちが青い瞳をうる・・させながら「春です」そう告げる冬の終り、冬の舞台の幕が下りる日が近い。
終り
冬はこの日で終わり
今日からは春
そう告げられ喜んだのも束の間
北から彼は舞い戻り
再び居座り
まだ・・私の季節
そう嘯く
冴返るなかで春が薄れ
咲の見えない冬日が続く。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます