寒椿の散り
花の散り花の終演寒椿寒椿寒椿の店仕舞い寒椿が散る頃寒い・・・散らばる火の粉のような花びら散らばる紅色に鮮やかさを感じないのは、冷え切った森の空間のせいか花の少ない冬、露地で咲いてい......
冬の樹木花
寒さと咲く場所が限られる寒椿、そのせいもあってこの寒さのなかでは花に触れるという機会、好みも分れ花をみて楽しむ人は少なく、
まして人の遊ばない冬の公園でひっそり咲く花に見入る人はなく、終演を迎えた花が咲きの衣装のまま散り舞台下を紅く染める。
寒椿の散り
いまは人知れず咲く花というか
みる機会の少ない寒椿が咲きを終え
紅く染めた花びらが冷めた地表に薄ら積もる
その花の散りをみて
哀しいとか寂しいとかの思いはなく
見て見ぬふりしている
いまの私
いつからだろう・・・
冷めた独りとして冬花を眺め
冷たくあしらう傍観者になったのは。
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